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『エルム街の悪夢』フレディ役、蘇るならジム・キャリーがいい ─ 「彼はなんでもできるはず」と『マスク』監督

※画像はイメージです Yike665 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Freddy_Cosplay.jpg | SHOWTIME https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jim_Carrey_2020_cropped.jpg | Remixed by THE RIVER

ホラー映画史に輝く名作『エルム街の悪夢』シリーズを蘇らせるなら、“コメディの帝王”ジム・キャリーがいい──。シリーズの監督が、かつてともに仕事をした名優を強力に推薦した。

シリーズ第1作『エルム街の悪夢』(1984)から『フレディVSジェイソン』(2003)までフレディ役を長年演じたのは、ロバート・イングランド。2010年製作のリメイク版『エルム街の悪夢』ではジャッキー・アール・ヘイリーが演じたが、批評家・観客の評価は芳しくなかった。

第3作『エルム街の悪夢3 惨劇の館』(1987)を手がけたチャック・ラッセルは、ポッドキャスト「Development Hell」にて、“新フレディ”候補にジム・キャリーを挙げられると、「素晴らしいですね。私が思うに、ジムは本気を出せばなんでもできるはず」と応じた。なにしろ、ラッセルはキャリーの代表作『マスク』(1994)の監督でもあるのだ。

もっともラッセルによれば、キャリーの起用には条件があるという。創造主ウェス・クレイヴンが、事実上のシリーズ最終作『エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア』(1994)でやったように、「『エルム街の悪夢』シリーズがさらに飛躍できることをしなければ」と語った。「ジムが(フレディ役を)検討するのは、大胆かつ新しい方向性が出てきた時だけでしょう。そのときには私もジムの起用を検討します」。

オリジナルのフレディを演じたイングランドは1947年生まれで、『フレディVSジェイソン』で卒業した際は53歳だった。2023年5月、76歳を迎える直前には「フレディを演じるには歳をとりすぎたし、身体が動かない」として、「引退しないといけませんが、カメオ出演はぜひしたい」と米Varietyにて語っていた。

一方、ラッセルが“新フレディ”に推薦したキャリーも1962年生まれの現在63歳。イングランドがフレディ役を卒業した年齢よりも歳上とあって、もし実現を考えるなら急がなければならないだろう。ちなみに、ラッセル自身は「皆さんがサポートしてくださるなら、ぜひシリーズに復帰したい」と前向きだ。

Source: Development Hell, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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