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ジム・キャリー、俳優引退を示唆「僕はもう充分やった」

イエスマン “YES”は人生のパスワード
© Warner Bros. Photographer: Melissa Moseley 写真:ゼータイメージ

俳優のジム・キャリーが、出演最新作『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』米公開に向けたインタビューで引退を示唆するような発言を見せている。

画家としても活動するジム・キャリー。このインタビューでは、2022年4月に自身のWebサイト「Magic Hour」を開設し、自身のアート作品をNFTで販売するとのプランを明かしている。インタビュワーが「あなたのアート作品には驚かされた」と話し、続いて「ドリー・パートン(アメリカの大御所歌手、女優、作家、活動家)が彼女の自伝映画で、あなたに音楽パートナー役を演じて欲しいと言っていたが、ご存知でしたか」と尋ねた。ジムは謙虚な様子で「知りませんでした」と答え、「ドリー・パートンは大好きです。生まれた時代が違っていたのが惜しいくらい」と続ける。インタビュワーが「彼女に指名されたなんて、凄いですよね」と畳み掛けると、ジムは「素晴らしいですね。僕は引退しますけれど」とサラリと明かしている。

インタビュワーが「そんな!」と反応すると、ジムは「うん、多分ね」とポツリ。「本気ですか?冗談ですか?」と尋ねられると、「いたって本気ですよ」と微笑む。続けて、「状況次第です。天使が現れて、金のインクで書かれた脚本を持って、これは重要な作品ですと囁かれたら、僕も続けていくかもしれない。でも、今はブレイクを挟もうかなと」と説明。さらに、「静かな人生が欲しいんです。キャンバスに絵具を塗っているような、スピリチュアルな人生が好き」と続け、「僕はもう充分です。充分やったし、満たされています(I have enough. I’ve done enough. I am enough.)」と、穏やかな笑みと共に語っている。

1980年代に俳優デビューを果たしたジム・キャリーは、コメディを中心とした映画で1990年代に大ブレイク。『マスク』(1994)や『ライアー ライアー』(1997)『トゥルーマン・ショー』(1998)などで大きな影響を与えた。近年は出演ペースを抑えていたが、2020年の『ソニック・ザ・ムービー』の悪役ドクター・ロボトニックでハリウッド大作にカムバック。続編『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』にも続投し、前作以上にコミカルな演技を見せていると言われている。

ジムの話によると、素晴らしい脚本や企画との出会いがあれば出演もやぶさかではないものの、基本的には俳優業からは退く意向で、アート制作に専念しながら穏やかに過ごしたい様子。すると、2022年8月19日日本公開予定の『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』が、ジム・キャリーのしばらくの見納め作となりそうだ。

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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