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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は観客を「知らない場所へ連れていく」 ― J.J.エイブラムス監督が宣言

J.J.エイブラムス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19679067265/

映画スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けは、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の公開を控えてひと波乱迎えた作品だ。脚本・監督を務める予定だったコリン・トレボロウが降板、後任者として『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)のJ.J.エイブラムスが就任したのだ(脚本はエイブラムスとクリス・テリオが共同執筆する)。

この人選について、『スター・ウォーズ』ファンの間ではにわかに賛否が分かれた。興行・批評の両面で優れた成果を残した『フォースの覚醒』は多くの観客に支持されたものの、熱心なファンの間では「シリーズ第1作『新たなる希望』(1977)の焼き直しではないか」、「オマージュにも程度がある」といった意見もみられたのである(詳細は以下の記事に詳しい)。

ルーカスフィルムはトレボロウらの執筆していた旧脚本をお蔵入りにする形で、エイブラムス&テリオによる新脚本をもとに『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の再出発を進めているところだ。監督就任から約1ヶ月が経過した2017年10月18日(現地時間)、創作上のパートナーである作曲家マイケル・ジアッキーノとともにエイブラムスは英BBCラジオに出演している。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で「知らない場所へ連れていく」

現在、エイブラムスは『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の作業のまっただ中にあるという。『スター・ウォーズ』、そしてリブート版『スター・トレック』の両方を監督したこと、両シリーズが世界中の観客に大きな影響を与えていることについて尋ねられた彼は、まさにその事実を噛みしめる日々を送っていると明かしたのだった。

「今、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の作業をしていて、(シリーズの大きさを)とても意識しています。『フォースの覚醒』を作り終えて、この世界に戻ってきたわけですからね。この作品は、僕たちが子供の頃に感じた興奮や、(『スター・ウォーズ』の)かつて大好きだった部分に近づかなければならないんです。そして同時に、みんなの知らない場所に連れていかなければなりません。それが僕たちの責任です。
おかしな話ですが……『猿の惑星』『スター・トレック』『スター・ウォーズ』といった作品でマイケル(・ジアッキーノ)が仕事したことは、まさしく夢のような出来事でした。でも僕たちはそこに満足しないで、別の場所へと向かわなければなりません。」

この発言の裏側に、『フォースの覚醒』が『新たなる希望』の焼き直しであるという批判がどこまで意識されているかはわからない。しかし少なくとも、再び『スター・ウォーズ』への登板を果たしたエイブラムスは、過去に敬意を払いながら、まったく新しい挑戦に乗り出すことを厭わない姿勢のようだ。

なお番組に同席したマイケル・ジアッキーノは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)の音楽を担当したが、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で音楽に参加するかどうかはわからない。スピンオフではなくメイン・サーガ作品のため、これまで通りジョン・ウィリアムズが音楽を担当する可能性が極めて高いだろう。

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日米国公開予定
ちなみに、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国の映画館にて公開される。こちらは新鋭ライアン・ジョンソン監督が“やりたい放題”で作ったともいわれているが、その仕上がりやいかに?

Sources: https://www.starwarsnewsnet.com/2017/10/j-j-abrams-episode-ix-will-go-elsewhere-with-franchise-prequels-will-be-referenced.html
http://www.bbc.co.uk/programmes/b098bsy2
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19679067265/ )

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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