『スター・ウォーズ』J・J・エイブラムス、相次ぐリブート作品のオファーに「少し休みたい」? ─ 完全オリジナル作品を構想中

リブート版『スター・トレック』(2009)や、往年のSFスリラー映画をリメイクしたドラマ「ウエストワールド」を手掛け、いずれもヒットに導いてきたJ・J・エイブラムス。有名作品のリブートや続編の製作を得意とするエイブラムスだが、リブートは少し休みたいという気持ちもあるようだ。
GamesRaderの最新のインタビューで「好きな作品をなんでもリブートしていいとしたら、何を手掛けたいですか?」と質問されたJ・J・エイブラムスは、「『スター・ウォーズ/エピソード9』(に携われたこと)は非常に光栄で、わくわくしますが」と断りを入れつつも、正直な心境を以下のように明かしている。
「『ミッション:インポッシブル』や『スター・トレック』、『スター・ウォーズ』といったリブート作品をしばらく手掛けていたのですが、昨年ぐらいから脚本を書いている作品がいくつかあるんです。一つは米HBO局に提供した『デミモンド』ですが、他にもあります。オリジナルのストーリーラインで、着手するのにとてもわくわくしていました。なぜなら僕はリブートじゃない作品に目を向けていたからです。もし何でもやっていいんだったら、おそらく何かのリブートはしないでしょうね。」
「デミモンド」は、完全オリジナルストーリーで展開されるSFファンタジードラマ。エイブラムスはパイロット版の脚本と製作総指揮を務めている。気になるのは「デミモンド」以外にもオリジナル作品を構想中と発言している点だ。それがテレビドラマなのか映画なのかは明らかにされていないが、『スター・ウォーズ/エピソード9』や、先日Netflixにて配信開始された『クローバーフィールド パラドックス』の続編となる作品の製作で超多忙なはずのエイブラムスが、更に新しい作品を生み出そうとしていることに驚きが隠せない。
なおJ・Jは同インタビューで、「『スター・ウォーズ』全責任を負う座に再び戻るのは楽しみ?」と尋ねられ、「とても。いますぐこの部屋を出て(現場に)戻りたい気持ちですよ」と笑っている。
(文:まだい)
Source: http://www.gamesradar.com/j-j-abrams-interview-the-cloverfield-paradox-star-wars-overlord/