映画『ジャスティス・リーグ』ジョス・ウェドン追加撮影シーンは「完全にコメディタッチだった」 ー 出演俳優に粋なサプライズも
俳優のホルト・マッキャラニーが、映画『ジャスティス・リーグ』(2017)において、自身が出演したシーンがジョス・ウェドンによる追加撮影分であることを明かした。
映画『ジャスティス・リーグ』は、当初ザック・スナイダーが監督を務めていたものの撮影途中で降板。『アベンジャーズ』(2012)『アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)を手掛けたジョス・ウェドンが追加撮影や仕上げを行っていた。
米MEN’S FITNESS誌がホルト・マッキャラニーに敢行したインタビューによると、ジョス・ウェドンによる追加撮影シーンのうちひとつは映画の冒頭。ホルト・マッキャラニー扮する強盗がビルの屋上でバットマンに追い詰められるシーンである。強盗はバットマンに戦いを挑むものの、結局敗北しビルの屋上から吊るされてしまう。そこへ異形の生物が強盗の目の前に現れる…。ヴィランであるステッペンウルフの手下・パラデーモンが本作に初登場する、短いながらも重要なシーンである。
ホルト曰く、該当シーンは当初「完全にコメディタッチだった」が、撮影現場では冒頭からコメディタッチにすべきかと意見が分かれたため、一部調整・再編集が行われたという。だがホルト・マッキャラニーはジョス・ウェドンの演出を気に入っていたため、再編集されたことにはがっかりしてしまったとインタビューで答えている。
ジョス・ウェドンからの素敵なサプライズが…
「ジョス・ウェドンは大好きですよ」とホルトが語るのには、その演出が好きという以外にも理由がある。『ジャスティス・リーグ』の撮影を終えホルトがニューヨークの自宅に帰ると、彼が一番好きなシャンパンのボトルとメモが置いてあったというのだ。メモにはこう書いてあった。
「To Battles Lost. Gratefully, Joss.(負けちゃったね。ジョスより)」
ジョス・ウェドンからの直々のメッセージとプレゼントに感動したホルトはそのメモをフレームに入れて保存しているとのこと。「彼がこの手紙を書くために時間を割いてくれたと思うと、言葉では言い表せないぐらい嬉しい。バットマンには負けましたけど、この映画に携われて本当によかったですね」
『ジャスティス・リーグ』作風についてはザック派とジョス派の好みが交錯する1作となったが、少なくとも出演者の一人はジョス・ウェドンを支持しているようだ。映画『ジャスティス・リーグ』は2017年11月23日(木・祝)日本公開。
(文:まだい)
Source: https://www.mensfitness.com/life/entertainment/interview-actor-holt-mccallany-getting-beat-batman-justice-league-and-potential