11月公開『ジャスティス・リーグ』、未だ撮影中の「なぜ」 ─ 関係者が解説

DCEU映画『ジャスティス・リーグ』は、公開まで残り3ヶ月(2017年11月23日)としながら、今なお再撮影に奔走する作品である。

本作は、当初監督を勤めていたザック・スナイダーが愛娘の自殺をきっかけに降板。ライバル作品とも言える『アベンジャーズ』(2012)を手掛けたジョス・ウェドン監督が再撮影などのポスト・プロダクションを引き継ぐことになっていた。

再撮影とは言うものの、約2,500万ドルという巨額の予算を追加投入し、2017年6月よりロンドンとロサンゼルスで2ヶ月もの撮影スケジュールを確保。これだけの予算と期間があれば、中規模の映画が一本制作できてしまう程の規模だけあって、ファンは「もしや全面的に撮影し直しているのではないか」と気を揉んでいた。

この噂に対して、内情を知る米フォーブス誌記者のマーク・ヒュー氏は、Superhero Newsのpodcastに登場、ジョス・ウェドン新監督はあくまでザック・スナイダー前監督のポリシーに則って仕事を進めているようだと語った。

聞こえてくる情報から察するに、『ジャスティス・リーグ』追加撮影は一筋縄ではなさそうだ。6月の時点では、「場合によっては8月までかかる」という見立てだったにも関わらず、気付けば8月も過ぎ去ろうとしている。11月の公開までに、無事間に合うのだろうか。そもそも順調ならば、追加撮影がこんなに長期に及ぶはずがないのでは…。

我々の気持ちを察するように、マーク氏は「皆さんが”なぜこんなに時間がかかっているのか”と心配されるお気持ちは分かります」と諭し、撮影がまだ終わらぬ理由を次のように語った。

「再撮影には(出演者やスタッフの)スケジュール調整が強いられるから、というのが事情です。」

『ジャスティス・リーグ』に登場するのは、ベン・アフレックにヘンリー・カヴィル、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、エズラ・ミラー。いずれも今をときめく売れっ子や業界を担う中堅どころ揃いだ。予期せぬ追加撮影で、出演者らは他作品の撮影のスケジュール調整を余儀なくされていた。エズラ・ミラーは『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)続編の撮影予定をリスケしており、ヘンリー・カヴィルは『ミッション・インポッシブル6(仮題)』との掛け持ちを強いられた。『ミッション・インポッシブル6』の撮影のため伸ばしていた口髭を『ジャスティス・リーグ』の再撮影パートはCGで消去するとも報じられている。また、ジェイソン・モモアも単独映画『アクアマン』の撮影が5月にオーストラリアで開始されていた。

『ジャスティス・リーグ』は、こうした多忙なキャストのスケジュール調整を縫っての再撮影を行っているのだ。マーク氏はこれを、「スケジュールの都合で、撮影の間の休止期間が多いため」であり、映画制作とは「ずっと撮影し続けるわけではない」のだと解説する。

しかしマーク氏によれば、ファンは必要以上に心配しなくても良さそうだ。「数ヶ月前に計画された時に予期していたほど簡単なものではないんです」とは言うものの、再撮影そのものについては想定の範囲を超えないようなのである。

「これまでの撮影分と今現在の撮影分の量は、前もって予測していた通り。シーンの追加とか、(新たな撮影が)ガッツリ必要だ、みたいなものではありません。今のところ、皆さんが本編で観る映像の大部分は、ちゃんとこれまでの主要撮影で撮られたものです。」

映画『ジャスティス・リーグ』は2017年11月23日より全国ロードショー

Source:https://superheronews.com/superhero-news-special-batman-still-dceu/
http://comicbook.com/2017/08/27/justice-league-reshoots-zack-snyder-joss-whedon/
http://screenrant.com/justice-league-reshoots-follow-zack-snyder-plan-tone/

About the author

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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