『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット、新規撮影シーンは約5分 ─ ベン・アフレックがバットスーツ再着用、ジョーカー登場は新アイデア

DC映画『ジャスティス・リーグ』(2017)をザック・スナイダー監督の初期構想に基づきテレビシリーズ化する、“スナイダー・カット”こと「ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder’s Justice League)」の新規撮影シーンが、計4時間におよぶ本編のうち4~5分であることがわかった。スナイダー自身が明かした。
ポッドキャスト「Beyond The Trailer」に登場したスナイダー監督は、「追加撮影のシーンは4~5分くらいになると思います。4時間中、たぶん4分くらい」とコメント。以前からの情報通り、“スナイダー・カット”は劇場公開版に使用されなかった映像が中心となり、新規撮影シーンはわずかなボリュームにとどまるようだ。監督によれば、撮影に参加したバットマン/ブルース・ウェイン役のベン・アフレックは「どれだけバットスーツが着心地が良くないものかを忘れていた」そう。たとえ短い場面でも、数年越しでアフレックがバットマンを再演したことは感慨深いところだ。
“スナイダー・カット”の追加撮影には、アフレックのほか、サイボーグ/ビクター・ストーン役のレイ・フィッシャー、メラ役のアンバー・ハード、デスストローク役のジョー・マンガニエロ、そして『スーサイド・スクワッド』(2016)でジョーカー役を演じたジャレッド・レトが参加。ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス役のガル・ガドット、スーパーマン/クラーク・ケント役のヘンリー・カヴィルも参加するとの情報もある。しかしこれだけの面々、仮に新規撮影シーンが複数あるとしても、果たして4~5分間に収まるのだろうか…?
ちなみにスナイダー監督は、「The Film Junkie」にて、ジャレッド・レト版ジョーカーの登場は当時の計画になかったことを明かしている。いわく「やりたかったことはいくつかあったけれど、当時はできませんでした。それから何年も考えてきて、実現したらいいなと思っていたんです」。すなわち、初期構想からやむなく漏れたアイデアが今回復活しているのだ。新規撮影映像が4~5分なら出番はわずかとなりそうだが、どんな形で登場するのかを楽しみにしておこう。
「ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder’s Justice League)」は2021年にHBO Maxにて米国配信予定。各話1時間の全4話構成。米国のみならず世界各国でのリリースも計画されている。
Sources: Beyond The Trailer, The Film Junkie, Collider, ScreenRant