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ジョン・シナ、台湾を「国」と呼び謝罪 ─ 『ワイスピ』プロモーションで

ジョン・シナ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/30491348856/

映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に出演するジョン・シナが、台湾でのプロモーションで台湾を「国」と呼称したことについて謝罪した。

シナは2021年5月、台湾について「『ワイスピ』シリーズ最新作を観られる最初の国」と発言したことで、中国のファンからの批判を招いていた。中国は、台湾を中国の一部とみなしている。シナが台湾を「国」と呼称したことは、中国に対する侮辱とみなす声が挙がっていた。

批判を受けてシナは、流暢な中国語で謝罪の言葉を語る動画を、Weibo(微博)向けに公開。「私は『F9』のインタビューをたくさん受けてきました。そのうちのひとつで、失敗をしてしまいました。」「私は中国と、中国のみなさんを愛していますし、尊重しています。失敗については本当に申し訳ございません。ごめんなさい。本当に申し訳ありません。心からお詫びします。どうかご理解ください」と語っている。

Varietyは、この動画では中国人の反感は収まっていないことを伝えている。動画に対する反応として、「『“台湾は中国の一部です”と中国語で言わない限り、我々は受け付けない』という反応がトップで、これは7,500いいねを集めている」と紹介。また、「中国のことを理解していなくても、まぁ良いだろう。でも、謝罪をするなら、何を間違えたのかハッキリしろ。単なる文法ミスなのか?『一つの中国』原則すら理解していないのではないか。彼が内心どう思っているかが分からない」というコメントが2,000いいね近く集めていることも記されている。

シナは2016年より、所属するWWEの中国進出のためマンダリン(中国の公用語)を学んでいる。また2018年には中国銀川市に一時移住していたことがある。

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は本国アメリカでの6月25日公開に先駆け、アジア諸国で既に公開中。韓国と香港では5月19日に、そして中国と台湾では21日より封切られている。『ワイスピ』シリーズの勝運は中国市場によるところが大きく、前作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)は世界興行収入のおよそ3分の1が中国によるもの。『ジェットブレイク』も初週末の興行収入1億6,240万ドルのうち、中国が1億3,500万ドルと8割以上を占めている。

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の日本公開は2021年8月6日。

Source:Variety,Deadline

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THE RIVER編集部THE RIVER

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