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明日から使える!『ジョン・ウィック:チャプター2』スーパークールな名言集

ジョン・ウィック:チャプター2
こちらが「投げ技からの打撃を決めるジョン・ウィックさん.jpg」(C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)Niko Tavernise

何もかもが最高である。

ジョン・ウィック:チャプター2』は「世界一キレたらいけない人をキレさせてしまう」という前作のコンセプトはそのままに、全ての面でバージョンアップした痛快作だ。超一流の殺し屋ジョンと同クラスのライバル、展開のスケール感、細かい裏社会のディティールなどアクション映画ファンを大満足させてくれるだろう。

そして、名画には必ず名台詞がある。ここでは、『ジョン・ウィック:チャプター2』を彩る台詞の一部を抜き出し、紹介していきたい。あなたの日常にも使える台詞があるかも?

【注意】

この記事には、映画『ジョン・ウィック:チャプター2』のネタバレが含まれています。

ジョン・ウィック:チャプター2
(C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)Niko Tavernise

言われて悪い気はしない!相手へのヨイショ名言集

前作でもそうだったが『ジョン・ウィック:チャプター2』では登場人物によるジョンへのヨイショが尋常ではない残念なのは、いずれのヨイショもジョンの耳に入っていないことなのだが…。 

「あの男についての話は、どれもが控え目に語られている」(アブラム)

https://youtu.be/7gv7tRugyfE

件のセリフ部分の本編映像

映画の冒頭、ジョンはまだロシアン・マフィアと激闘を続けていた。そういえば、前作、愛車のマスタングを取り戻せていなかった忘れていた映画の途中から「そういやなんで戦ってたんだっけか?」と気にはなっていたのだが…

ジョンが攻めてきたと聞かされ、ボスのアブラム(ピーター・ストーメア)は聞いてもいないのにジョンの恐ろしさをエピソード混じりに語り始める。1本の鉛筆で3人を殺したとか、本当に恐ろしいが、コスりすぎた話のようで側近は耳タコの様子。それでも飽き足らず冒頭の一言。マフィアのボスという極悪人ながら、観客に対しては、前説をする若手芸人のようなポジションを全うしてくれた。

「お前は悪魔を背中から刺した。司祭の教会を焼き払ったのだ」(ウィンストン)

ビジュアル系バンドの歌詞ではありません。コンチネンタル代表ウィンストン(イアン・マクシェーン)が、ジョンへの不義理で追い詰められていくサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)に放った台詞である。

悪魔はともかく聖職者は怒らせても復讐しちゃいけないだろ、という揚げ足はさておき、裏社会の幹部クラスともなれば詩的表現などお手の物である。人はジョンについて語るとき饒舌になってしまう。それが、寡黙で冷徹なジョンの凄みを際立たせるのだ。

シンプル・イズ・ベスト! 悪が放つあたりまえ名言集

あたりまえのことをあたりまえに言うとアホに見えるが(例:「夏は暑いなあ」)、『ジョン・ウィック』シリーズに出てくる裏社会の住人の「あたりまえ」は基準が独特すぎて戦慄させられる。 

「バーで一杯飲みたまえ。気分が落ち着く」(ジュリアス)

壮絶な肉弾戦を展開し、コンチネンタルホテルのロビーにまでなだれこむジョンとカシアン(コモン)。ジョンに雇い主を殺されたカシアンは、プロのプライドを傷つけられて復讐心に燃えている。

ジョン・ウィック:チャプター2
(C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)Niko Tavernise
そんな二人を諌めるのがコンチネンタルホテルのローマ本部オーナー、ジュリアス(フランコ・ネロ)だ。コンチネンタル内での殺しは厳禁。そこで、ジュリアスから二人に提言がなされる。

「酒を飲んだら落ち着く」という至極真っ当な意見ではあるものの、リアルタイムで殺し合いをしていた男たちに贈る言葉としてはノリが軽すぎカタギではない世界にどっぷり浸かった人間ゆえに、暴力なんて珍しいものではないのである。 

「約束しよう。お前を殺すときは苦しませない。プロとしての礼儀だ」(カシアン)

ラッパーという饒舌さが売りの仕事をしているコモンだが、彼が演じたカシアンはクールな佇まいが印象的である。ジュリアスにいわれるがままバーで酒をあおった後、カシアンはジョンに淡々と「おまえの殺し方」を告げる。

「プロの礼儀」がぶつかり合うジョン VS カシアン戦は本作のベストバウトなので大注目だ。 

Writer

石塚 就一
石塚 就一就一 石塚

京都在住、農業兼映画ライター。他、映画芸術誌、SPOTTED701誌などで執筆経験アリ。京都で映画のイベントに関わりつつ、執筆業と京野菜作りに勤しんでいます。

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