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『ジョン・ウィック』、元はおじいちゃん主人公が大暴れする内容だった ─ クリント・イーストウッドやハリソン・フォードが候補

ジョン・ウィック:パラベラム
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ジョン・ウィック』シリーズにてスタイリッシュなアクションを披露し、象徴的な役へと命を吹き込んだキアヌ・リーブス。どうやら、もともとジョン・ウィックはハリソン・フォードクリント・イーストウッドのような俳優たちのために書かれていた役だったようだ。

これは、『ジョン・ウィック』シリーズのプロデューサーであるバジル・イワニクが、「They Shouldn’t Have Killed His Dog: The Complete Uncensored Ass-Kicking Oral History of John Wick, Gun Fu, and the New Age of Action(原題)」という新刊にて明かしている裏話。イワニクは友人を通して、デレク・コルスタッドからオリジナル脚本を送ってもらったとしながら、「主人公は75歳の男で、引退してから25年が経過」という設定だったことを証言している。

ジョン・ウィックというキャラクターが“引退した殺し屋”という背景までは同じだった模様だが、もともとのアイデアでは「クリント・イーストウッドが敵を容赦なく倒すような面白さでした。“あの方なら演じられるだろう”と思ったのは、ひとりかふたりぐらいで、それがクリント・イーストウッドとハリソン・フォードだったんです」と説明。つまり、リーブスが演じるような年齢としては想定されていなかったというわけだ。企画を進めていく中で、イワニクは俳優の代理人から、“キアヌ・リーブスのアクション映画企画はありませんか”と訊かれ、ひとまずリーブスに本作の脚本を渡したという。

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その後、脚本に惚れ込んだリーヴスたっての希望により、キャラクターの設定が変更されたようだ。脚本を手掛けたコルスタッドは、リーブスと彼の自宅で会った時のことをこう振り返っている。「“デレク、35歳の彼を演じたい”と言われました。それで僕は、“いいでしょう”と答えたんです」と。こうしてイワニクはリーブスの家で2ヶ月間、彼に合わせた脚本に書き換えていったそうだ。

なお脚本についてリーブスは、「ジョン・ウィックというキャラクターがいて、現実の世界と同時に裏社会が舞台となっています。名誉や掟を重んじる盗人の巣窟。最愛の人を失い、悲嘆にくれるジョン・ウィックには、暗い過去があり、それが感情的に結びついているんです。そして、彼が自分の人生を取り戻すために出る冒険に惹かれました」と、本書にて当時抱いた感想を語っている。

『ジョン・ウィック』シリーズ第4作は、2023年3月24日に米国公開予定。

Source: Variety

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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