ジョン・ウィックとウィンストンは親子だったのか?スタエルスキ監督が説に言及

『ジョン・ウィック』シリーズで、主人公ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)とコンチネンタル支配人ウィンストン(イアン・マクシェーン)は、実は義理の親子だったのではないか?一部のファンの間で唱えられていた説に、チャド・スタエルスキ監督が言及した。
この記事には、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』』のネタバレが含まれています。

説の基になったのは、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のラストシーンでの描写だ。ジョン・ウィックの墓前で、ウィンストンは「さらばだ、息子よ(Farewell, my son)」と声をかけており、さらにウィンストンが墓石に右手をかけた際、ルスカ・ロマ(ジョン・ウィックの古巣である犯罪者組織)の十字架のタトゥーが手首にチラリと見えるのである。
このことから、実はジョン・ウィックとウィンストンは義理の親子関係だったではないかとする説が浮上。そうであれば、シリーズの中でウィンストンがジョンのことを特に気にかけていたことにも説明がつく、というものだ。『ジョン・ウィック:パラべラム』(2019)のラストでウィンストンは、ジョンを殺すふりして逃している。
この説についてチャド・スタエルスキ監督が、米Colliderにてついに言及。よく尋ねられることだといい、ジョンの亡き妻ヘレンがウィンストンの娘だったらどうかと考えを巡らせる。
監督はこの説を面白がっているようだが、「最初の時点でそういう風に考えていたわけではありません」と説明。ただし、「そうだったらとてもクレバーだし、クールだと思います。確かに、親しみが持てる関係性ですね」と評価した。
ジョン・ウィックとの知られざる関係については、ウィンストンの若き日を描くドラマ「ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から」で何かヒントが与えられるのではないかとされたが、そのような描写は劇中に登場しなかった。おそらく彼が「息子よ」と言ったのは、血縁関係にない親しい友人に込める特別な愛情表現だったのだろう。
ただし、なぜウィンストンにルスカ・ロマのタトゥーがあるのかについては、まだ説明されていない。『ジョン・ウィック』シリーズは今後もスピンオフや新作が予定されているので、将来新たな事実が明かされることに期待したい。
▼ ジョン・ウィックの記事
『バレリーナ:The World of John Wick』は「『ジョン・ウィック』の精神受け継ぐ」とキアヌ・リーブス ─ 「また演じられて楽しかった」 お墨付き 『ジョン・ウィック』当初死ぬのは3人だけだった ─ その後、77人が死ぬ映画に変身 伝説には起源あり 『ジョン・ウィック5』は「新たな物語」を描く ─ 「サーガはほとんど完結した」とチャド・スタエルスキ監督 「まったく異なる作品に」 『ジョン・ウィック』ドニー・イェン主演スピンオフ映画、アキラ役リナ・サワヤマが続投へ ─ 「彼らの物語は決着がついていない」 前作から直結か? 『ジョン・ウィック』はいかにして伝説となったか? ドキュメンタリー映画の予告編が米公開 はじまりは低予算のインディペンデント映画
Source:Collider