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ドラマ版『ジョン・ウィック』詳細判明!コンチネンタル・ホテルを舞台とした群像劇、キアヌ・リーブスも出演へ

キアヌ・リーブス主演のスタイリッシュ・アクション『ジョン・ウィック』は、今や世界中で注目される大ヒット・シリーズだ。2017年7月7日には第2作『ジョン・ウィック:チャプター2』も日本公開され、国内ではプロモーション活動が盛んとなっている。6月13日には主演のキアヌ・リーブスとチャド・スタエルスキ監督が来日してのイベントも開催されて、その注目度は高まる一方だ。

実はこの『ジョン・ウィック』、現在テレビドラマ化の企画も進行している。映画・テレビ情報サイト「IndieWire」が報じるところによると、ドラマ版は映画にも登場する「コンチネンタル・ホテル」を舞台とする物語になるようだ。

タイトルは『ザ・コンチネンタル』

ドラマ版『ジョン・ウィック』は、そのタイトルを『ザ・コンチネンタル(原題:The Continental)』として企画が進められている。映画と同じくライオンズゲート社が製作を担当する予定で、同社はドラマ化企画に非常に熱心だという。もちろん、『ジョン・ウィック』シリーズを手がけたスタエルスキ監督も本作には深く携わっている。

「とても良い構造だよ。映画に深く関係する、世界中のコンチネンタル・ホテルを描く作品になるんだ。人々がいかにしてあの世界に入り、そしてそこにいる人たちとの間に何が起きるのか」

コンチネンタル・ホテルとは、『ジョン・ウィック』に登場する殺し屋御用達のホテルのこと。殺し屋たちがしばし憩いの時を過ごす場所であり、時には彼らにとって重要な役割を果たす施設で、「ホテルの中で“仕事”をしてはならない」など厳しいルールが設けられている……。ドラマ『ザ・コンチネンタル』は、この特殊な空間を舞台に展開する群像劇になるようだ。

その物語について、スタエルスキ監督は『ジョン・ウィック』と比較しながらこう語っている。

「僕は一人のキャラクターの視点からストーリーを語るのが好きなんだ。でもテレビ番組だと、いろんな人物に(ストーリーを)広げて、その動きをずっと追いかけられるだろう。相談役、コンシェルジュ、ソムリエ……あらゆる人物とともに、この世界をあらゆる角度から見せられる。僕のほう(映画)は主人公の男に限られているけどね」

ジョン・ウィック:チャプター2
(C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)Niko Tavernise

キアヌ・リーブスも登場、スタエルスキ監督も演出に参加?

なるほど『ザ・コンチネンタル』は、『ジョン・ウィック』の舞台を使ったスピンオフ作品なのか……と思いきや、なんとキアヌ扮するジョン・ウィックもこの群像劇に登場するという。スタエルスキ監督は「ジョン・ウィックが主人公ではないけど、彼にも役割があるんだよ」と述べている。

さらにスタエルスキ監督も、映画第3作を監督できるかどうかも怪しいほどの多忙の中、スケジュールが許す限り『ザ・コンチネンタル』に関わろうとしているようだ。彼は企画だけでなく、数話ぶんの演出も務めたいという意向を示している。

「(ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のエピソードである)「落とし子の戦い」を見たんだよ。アクション・デザイナーとして、あれ以上の戦闘シーンをテレビで見たことがない。素晴らしい仕事だよ。[中略]確かにあの番組は、現在のテレビで最も予算のある作品だ。じゃあ僕たちは、『ジョン・ウィック』と与えられた条件で何か面白いことができるだろうか? そこに挑戦したいし、テレビ番組でも特徴的なアクションを作れることを証明したい。それができればちょっとした良い自慢になるだろ」

ちなみに『ザ・コンチネンタル』の脚本を執筆する人物は現在発表されていないが、スタエルスキ監督いわく「とっても良いショーランナーだよ」ということだ。

映画『ジョン・ウィック:チャプター2』は2017年7月7日公開。ドラマ『ザ・コンチネンタル』も早く観たい!

Source: http://www.indiewire.com/2017/06/john-wick-tv-show-keanu-reeves-prequel-the-continental-hotel-1201841666/
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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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