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トム・ホランド、新『スパイダーマン』の3部作構想を認める「ピーターは『ホームカミング』では完成しない」

トビー・マグワイアアンドリュー・ガーフィールドに次ぐ“新スパイダーマン”トム・ホランドが、『スパイダーマン:ホームカミング』に次ぐ映画第2弾・第3弾の構想を認めた。以前マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長もシリーズの3部作構想を語っていたが、ホランドの発言と合わせて考えると、新『スパイダーマン』シリーズの目指す方向性がおぼろげに見えてくる……。

ピーター・パーカーは“未完成”

ブラジル・フランス・ドイツなどを対象に映画情報を発信するウェブサイト「AlloCine」は、先日ホランドを招いてFacebookのライブ配信を実施している。ユーザーからの質問にホランドが答えるという形式で行われたインタビューの途中、ホランドは『スパイダーマン:ホームカミング』に次ぐ作品の構想を明かしたのだった(該当の発言は映像の8分ごろ)。

「ピーター・パーカーとスパイダーマンが次の2作品で成長する余地はたくさんあるよ。『スパイダーマン:ホームカミング』の終わりで、彼はまったく完成していないんだ。ピーターの成長や青春を(『ホームカミング』とは)別の方法で掘り下げることをすごく楽しみにしてるよ。エキサイティングな映画になるだろうね」

また、インタビュアーに「次の2作品って『ホームカミング』の2, 3作目?」と聞かれたホランドはこう答えている。

「そう、『スパイダーマン』の2作目と3作目さ。『ホームカミング』の2, 3作目じゃないけどね」

あえてホランドがこう発言したということは、きっとピーター・パーカー/スパイダーマンは、『ホームカミング』を経てさらなる物語に挑んでいくことになるのだろう。そういえばケヴィン・ファイギ社長は、新『スパイダーマン』の3部作構想を明らかにした際にこう述べていた。

「『ハリー・ポッター』シリーズが参考になったんだ。ピーターは第1作(『ハリー・ポッターと賢者の石』)のハリーほど若くないけど、きっと高校の2年生・3年生・4年生にまたがる楽しい3部作構成になるだろうね」

『スパイダーマン:ホームカミング』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初登場したスパイダーマンが“新人ヒーロー”として活躍する作品になるという。しかし、まだ年も若い彼が映画1作で“新人”という肩書を外してもらえるとは限らないだろう。新『スパイダーマン』3部作は、ピーター・パーカーの高校生活・青春時代を描きつつ、そのヒーローとしての成熟を丁寧に紡ぎ出すストーリーになりそうだ。また、そうしたテイストはMCUとしても新機軸にちがいない。

ひとつだけ心配なのは、以前報じられた『ホームカミング』続編でスパイダーマンがMCUを離脱するという情報だが……ファイギ社長やホランドの動向を見るかぎり、もしかすると心配は無用だろうか? 『アベンジャーズ』第3作・第4作目への登場も判明している新スパイダーマン、その活躍を今後もたっぷりと観ることができそうだ。

映画『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年8月11日(祝・金)全国ロードショー

Source: http://screenrant.com/spider-man-homecoming-mcu-trilogy-tom-holland/
©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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