『ジョン・ウィック4』は約2時間半? ─ シリーズ最長、「100回観たけど全く飽きない」と監督

キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』シリーズ第4作『John Wick: Chapter 4(原題)』の上映時間は過去最長になると報じられたが、実際には2時間半ほどの大ボリュームとなりそうだ。
チャド・スタエルスキ監督は米Colliderに「シリーズ最長になりますか?」と尋ねられ、「そうです。願わくば、全シリーズの中で一番冗長に感じなければいいのですが」と答え、第4作がシリーズ最長尺になると認めている。
第1作(2014)の上映時間は101分で、『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)は122分、『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)は131分。作品を重ねるごとに尺が長くなっている。
第4作の具体的な上映時間を訊かれた監督は、「まだ決まっていないから言いたくないんです。スタジオに全体の数字を教えてないから、まずは彼らに伝えたいからね」とコメント。「2時間半ぐらいですかね?」と突っ込まれると、「その辺だと思います」と答えている。
しかし監督は、映画本編の尺の長さはわかるが、オープニングロゴからエンドクレジットまでの上映時間はハッキリ分からないと説明。そう言いつつも、トータルの上映時間は2時間を超えていると認めており、「2時間半ぐらい」と述べて答えをまとめた。約150分とすれば、第3作よりもおよそ20分近く尺が長くなると予想される。
スタエルスキは、「第4作がシリーズで一番冗長に感じなければいいのだが」と発言したが、そうなる心配はなさそうだ。というのも、監督は編集のため既に本作を100回近く観たというが、「全く飽きない」と語っているからだ。
「このバージョンのカットは、もう100回近く観ていて、今月末までに少なくとも更に100回は観ると思います。これが(今月分の)1回目だけど、全く飽きないんですよ。自分の映画ですからね。
変な話、映像を観ても“まだ自分は映画に中にいる”と感じて、気が散らない。“いい加減に終わりにしてくれよ。もう観たくない”とは感じないんです。自分の選択に対する不安以外は、シーンや脚本も全て満足しています。キアヌ(・リーブス)と僕、そして周りの近しい仲間の小さなグループがあって、この映画を毎週観ているんです。“もう一度観て、欠点を無視しないようにしよう”ってね。」
100回以上も映像を観た監督が「全く飽きない」と断言しているからには、ストーリーやアクション、全ての面においてクオリティのパワーアップが期待できそうだ。真田広之やドニー・イェンといった新キャラクターの魅力やバトルもたっぷり描かれると期待したい。
映画『John Wick: Chapter 4(原題)』は2023年3月24日に米国公開予定。
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Source:Collider