「キアヌ・リーブスには休んでほしい、10年も殺し屋たちにボコボコにされたんだから」 ─ 『ジョン・ウィック』ウィンストン役イアン・マクシェーンいたわる

キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』シリーズは、第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)でひとつの区切りを迎えた。しかし現在、ライオンズゲートは第5作の企画を進行中と報じられている。実際のところ、今後の物語はどのように展開してゆくことになるのか?
この記事では、映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の結末に言及しています。

シリーズでウィンストン役を演じたイアン・マクシェーンは、米Screen Rantにてひとつの見解を語っている。第1作『ジョン・ウィック』(2014)から10年にわたりキアヌ・リーブスの仕事を見てきたイアンは、「キアヌは自分が望むかぎり、ゆっくり休むべきだと思う。このあいだ彼と話したけれど、10年間も世界中の殺し屋たちにボコボコにされてきたんだから、今はしばらく休んでいるんですよ」と話したのだ。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のラストで、ジョン・ウィックはケイン(ドニー・イェン)との対決で傷を負い、それがもとでこの世を去った。現在、イアンは「彼が再び墓場から蘇ることを決めるまで──どこで眠っていようと──彼を休ませてあげよう」とも述べている。「僕は彼のような父親だからね、彼がヴァンパイアなら僕はヴラド(注:吸血鬼ドラキュラのモデルとされる人物)ですよ(笑)。これでホラー映画を1本作れます」
ともあれ、イアンは『ジョン・ウィック』シリーズを“ジョン・ウィック”という主人公から解放すべきだと考えているのかもしれない。「これでホラー映画を1本作れる」と述べたあとには、「何にでも注目できますよ、ルールはないんだから」とも語ったのだ。
事実、配給のライオンズゲートは『ジョン・ウィック』ユニバースのさらなる拡大を計画しており、スピンオフ映画『バレリーナ(原題:Ballerina)』のほか、テレビドラマ企画とアニメシリーズ企画を進行中だ。シリーズを手がけ、ユニバースの統括役を担うチャド・スタエルスキ監督も、第5作については「すごく良いアイデアが浮かんだら、ぜひやりたい」「無理矢理浮かんでくるものではない」と述べている。仮に実現するにせよ、それはまだ当分先の話になりそうだ。
▼『ジョン・ウィック』 の記事
『ジョン・ウィック5』は「新たな物語」を描く ─ 「サーガはほとんど完結した」とチャド・スタエルスキ監督 「まったく異なる作品に」 『ジョン・ウィック』ドニー・イェン主演スピンオフ映画、アキラ役リナ・サワヤマが続投へ ─ 「彼らの物語は決着がついていない」 前作から直結か? 『ジョン・ウィック』はいかにして伝説となったか? ドキュメンタリー映画の予告編が米公開 はじまりは低予算のインディペンデント映画 『バレリーナ:The World of John Wick』キャラポス米公開、ジョン・ウィックやシャロンの姿も ノーマン・リーダスも! 『ジョン・ウィック』監督「『カウボーイビバップ』は全暗記している」「もしも渡辺信一郎さんのように絵が描けたなら」日本アニメ愛熱弁 『ジョン・ウィック』にも大きな影響
Source: Screen Rant