ジョニー・デップの新作映画が決定、フランス国王・ルイ15世を演じる

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズやティム・バートン映画などの俳優、ジョニー・デップの主演新作映画が決定した。米Variety、Deadlineなどが報じている。
デップが出演するのは、『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(2015)『パリ警視庁 未成年保護特別部隊』(2011)を手がけた女性監督・マイウェンによる新作歴史映画(タイトル未定)。演じるのは、59年間にわたりフランス国王に在位したルイ15世役で、政治的失策や“最愛王”とも呼ばれる奔放な女性関係で知られる人物だ。監督のマイウェンは俳優として長年活動しており、ルイ15世の最後の公妾デュ・バリー夫人役を自ら演じる。
作品のストーリーは未定だが、撮影は2022年7月から約3ヶ月間、フランス・パリにて実施予定。ヴェルサイユ宮殿などの名所を含むパリ各地がロケ地となる予定だ。製作は『ゴールデン・リバー』(2018)などのパスカル・コシュトゥー&グレゴワール・ソルラが担当する。
マイウェン監督は、前作『DNA(原題)』(2020)がカンヌ国際映画祭の公式セレクションに選出されたほか、『モン・ロワ』では主演のエマニュエル・ベルコがカンヌの主演女優賞を獲得。『パリ警視庁』は同じくカンヌの審査員賞に輝いた。本作は歴史映画とあって、デップがフランス語の演技を全編にわたって披露する可能性も高いだろう。
デップは元妻のアンバー・ハードに対するドメスティック・バイオレンス疑惑が報じられ、2020年11月には英国のタブロイド紙The Sunとの名誉毀損裁判で敗訴。これを受けて『ファンタスティック・ビースト』シリーズのグリンデルバルド役を降板していたほか、現時点での最新作『MINAMATA─ミナマタ─』も米国公開が一時危ぶまれた(当初は米MGMより2021年2月に米国公開予定だったが、別会社より12月に公開された)。本作は『MINAMATA─ミナマタ─』以来の出演映画となる。
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