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スカーレット・ヨハンソン『マイティ・ソー バトルロイヤル』監督の新作に出演!第2次世界大戦下、ユダヤ人匿う母親演じる

スカーレット・ヨハンソン タイカ・ワイティティ
[左]©THE RIVER [右]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/ Remixed by THE RIVER

映画『アベンジャーズ』シリーズなどのブラック・ウィドウ役、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)ほかで知られる女優スカーレット・ヨハンソンが、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ監督による新作映画に出演することになりそうだ。米Variety誌が報じている。

タイカ監督による新作のタイトルは『ジョジョ・ラビット(原題:Jojo Rabbit)』。第2次世界大戦下のドイツを舞台に、手榴弾で重傷を負った、傲慢で愛国心の強い10歳の少年を主人公とするストーリーだ。
物語は、ユダヤ人の少女を母親が自宅にかくまっていることを、ある日少年が知るところから始まる。ファシストが台頭する中、周囲とうまくなじめず母親にも誤解されている彼は、自分の居場所を求めて空想上の友人に助けを求めるのだ。

製作を担当するのは『スリー・ビルボード』(2017)や『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)などを手がけたフォックス・サーチライト・ピクチャーズで、スカーレットは主人公の母親役を演じる予定。Varietyによると、スカーレットは出演交渉の最終段階にあるという。

また米The Wrap誌は、タイカ監督が本作の脚本・製作を兼任するほか、俳優として、少年が空想する友人=アドルフ・ヒトラー役を演じると伝えている。主人公の少年には父親がおらず、ナチスによるプロパガンダと不在の父親のイメージが混じって、「孤独な少年にとってのヒーロー」として空想の中に現れるという設定だ。「私たちの知る、憎まれるアドルフではありません。おっちょこちょいで、チャーミングで、子どもらしいナイーブな日々を駆け抜けていく男なんです」と監督は語っている。

なおタイカ監督は、自身の手がけた映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014)を米国にてドラマ化する『ホワット・ウィー・ドゥー・イン・ザ・シャドウズ(原題:What We Do in the Shadows)』を製作中。本作は主人公を演じる俳優が決まったのち、2018年5月後半の撮影開始が目指されているという。

Sources: Variety, The Wrap
Eyecatch Image: [左]©THE RIVER [右]Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。