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スカーレット・ヨハンソン、『ジョジョ・ラビット』タイカ・ワイティティ監督を絶賛 ─ クリス・ヘムズワースから「素晴らしさは聞いていました」

ジョジョ・ラビット
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation &TSG Entertainment Finance LLC

トロント国際映画祭で最高賞<観客賞>に輝き、ゴールデングローブ賞で作品賞&主演男優賞(ミュージカル&コメディ部門)にノミネートされた話題作『ジョジョ・ラビット』が2020年1月17日(金)に公開される。脚本・監督を務めたのは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)で知られる稀代のフィルムメーカー、タイカ・ワイティティだ。

このたび、ワイティティ監督のインタビューや撮影風景のほか、スカーレット・ヨハンソンやサム・ロックウェルらが監督の才能を絶賛するメイキング映像が到着した。

第二次世界大戦下のドイツ、立派な兵士を夢見て青少年集団ヒトラーユーゲントに入団した10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、空想上の友だちであるアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)に背中を押されながら奮闘中。ところがある日、ユダヤ人の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)が我が家に隠れているのを見つけて仰天。「ユダヤ人はわるい」と教えられてきたのに、大好きな母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)が匿っていたエルサは聡明で勇敢、そしてユーモアにも溢れていた。同じ屋根の下で過ごし、言葉を交わすうちに、ジョジョが信じていた景色は揺らぎ、世界が大きく動き始める。

監督・脚本・製作のほか、空想上の友達アドルフ・ヒトラー役を演じたタイカ・ワイティティは、ニュージーランドの先住民族・マオリとロシア系ユダヤ人のハーフという、映画界では珍しいルーツを持つ人物。物語の舞台は第二次世界大戦下のドイツ、ナチスによるユダヤ人への迫害が日常化していた土地だ。そこでワイティティが描くのは、“愛国心”を持つ10歳の少年と、自宅に匿われたユダヤ人少女の交流の物語である。

「人類史上もっとも暴力的かつ無秩序な時代を、妙なコメディにしたいわけではありません。下手をすれば“戦争を笑いのネタにした”と思われかねない。コメディに埋もれさせず、物語や大切なメッセージを前面に押し出しました。“広めるべきはヘイトじゃない。愛と寛容だ”と。」

ジョジョ・ラビット
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation &TSG Entertainment Finance LLC

ワイティティが本作に込めたのは、今こそ世界中に向けて届けたい“本気”のメッセージ。映画界の新星たちだけでなく、ハリウッドのトップ俳優陣もその才能には賛辞を贈った。破天荒なクレンツェンドルフ大尉役を演じたサム・ロックウェルは、「タイカにはメル・ブルックスやマルクス兄弟に近い感性がある」と、同じくユダヤ系移民にルーツを持つコメディ映画の巨匠たちを挙げる。

また、ジョジョの母親ロージー役を演じたスカーレット・ヨハンソンは『マイティ・ソー バトルロイヤル』でワイティティとタッグを組んだクリス・ヘムズワースから、その才能については十分に聞かされていた模様。「ヘムズワースと共演した時、ちょうど彼がタイカとの仕事を終えたばかりだったんです。いかにタイカの脚本が素晴らしいかを聞きましたよ。本当に美しくて面白い脚本でしたね」

映画『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日(金)全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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