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タイカ・ワイティティ、ヒトラー総統になる ― 新作『Jojo Rabbit』本編写真公開、スカーレット・ヨハンソン主演

スカーレット・ヨハンソン タイカ・ワイティティ
[左]©THE RIVER [右]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/ Remixed by THE RIVER

『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2015)や『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』(2016)、そして『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)。いまや目利きの観客からヒーロー映画ファンまで、あらゆる観客の心をわしづかみにしてしまった男、それが映画監督タイカ・ワイティティだ。ニュージーランド出身、独自のユーモアセンスと確かな演出力を見せつけつつ、自身も俳優として絶妙な存在感を発揮している(『マイティ・ソー バトルロイヤル』ではコーグ役)。

そんなタイカ監督の最新作が、スカーレット・ヨハンソンを主演に迎えた映画『Jojo Rabbit(原題)』である。第2次世界大戦下のドイツを舞台に、手榴弾で重傷を負った、傲慢で愛国心の強い10歳の少年を主人公とする物語だ。このたび米公式Twitterでは本作の場面写真が公開されている。


物語の主人公であるドイツ人の少年ジョジョは、シングルマザーである母親ロージーに育てられた。ファシストが台頭する中、周囲とうまくなじめず母親にも誤解されている彼にとって、唯一の友人は空想上のアドルフ・ヒトラーだ。しかし彼のナイーブな愛国心は、ある少女と出会ったことでひっくり返る。やがて彼は、かつてない恐怖と対峙することになるのだった……。

今回の場面写真で目を惹くのは、ヒトラー総統そっくりに化けたタイカ・ワイティティ監督の姿だろう。当初からタイカ監督は、決してヒトラーを美化する作品ではないことを強調。本作は「自分なりの反戦風刺劇」であるとして、「ナチスや彼らの信念を笑い者にできるのが楽しみ。この映画では大勢のレイシスト(差別主義者)を怒らせるつもり」だと宣言している。

主人公の少年ジョジョを演じるのは、本作で映画デビューとなる新人ローマン・グリフィン。母親ロージーはスカーレット・ヨハンソン、前述の通り空想上のヒトラーはタイカ監督が自ら演じる。ジョジョが出会う少女役は、2018年のサンダンス映画祭で上映された『Leave No Trace(原題)』などに出演する注目の若手女優トーマサイン・マッケンジーだ。
またナチスの大尉役を『スリー・ビルボード』(2017)でアカデミー助演男優賞に輝いたサム・ロックウェルが演じるほか、『ピッチ・パーフェクト』シリーズのレベル・ウィルソンも出演する。

なお『マイティ・ソー バトルロイヤル』を手がけたタイカ監督にとって、マーベル映画でブラック・ウィドウ役を務めるスカーレットとは今回が初めての本格タッグとなる。メイキング写真とともに、タイカ監督はこんなギャグを炸裂させた。

「スキャベンジャーズ(ハゲタカ)のスカーレット・ウィッチと仕事できるなんて信じられない! これは彼女に、キャプテン・メリカのミニ・ビスケット・シールドでミニ・ナチスの攻撃から身を守る方法を教えているところです。」

どこからどうコメントしていいのかわからない…。

映画『Jojo Rabbit(原題)』の公開時期は不明。『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)や『スリー・ビルボード』、『犬ヶ島』(2018)など注目作を次々発表するFOXサーチライト・ピクチャーズが担当しているだけに、本作も出来栄えには期待しかない…!

Sources: Jojo Rabbit, Taika Waititi, Collider(1, 2), Variety
Eyecatch Image: [左]©THE RIVER [右]Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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