『ジョーカー』快進撃、国内興収10億円を5日間で突破 ─ 米国でも連日記録更新中、監督も感謝のコメント

ホアキン・フェニックス主演、“狂気の犯罪王子”の誕生を描いた話題作『ジョーカー』が、2019年10月4日(金)の劇場公開から快進撃を続けている。日本国内では、10月8日(火)までの5日間で興行収入10億円を早くも突破。さらに米国では興収記録を連日更新しているのだ。
発表によると、『ジョーカー』は日本国内で興行収入10億2,241万3,800 円、動員68万2,258人を達成。『ダークナイト』(2008)などの過去作品を含め、DC映画史上最速のスピードで成績を伸ばし続けている。DCファンや映画ファンのみならず、このたびジョーカーを初めて知った観客にも受け入れられた結果といえよう。なおワーナー・ブラザースによると、日本国内の客層は男女比6:4となっており、20代の男性グループや女性同士、カップルでの来場者が中心。さらに大学生から50代までの幅広い観客層が劇場に足を運んでいるという。
また、本作は米国で10月公開作品のオープニング興収記録(3日間)を更新したほか、その後も2日連続で記録を更新中。10月7日(月曜日)には972万ドル、翌8日(火曜日)には1,390万ドルを稼ぎ出し、ともに10月の月曜日・火曜日の単独興収記録を塗り替えた。これまで両記録を保持していたのは『ヴェノム』(2018)で、月曜日は963万ドル、火曜日は820万ドルだった。
10月8日(米国時間)現在、『ジョーカー』の米国興収は1億1,981万ドルとなっており、『ヴェノム』を22%上回る勢いで大ヒットを継続中。もうすぐ公開後2度目の週末を迎えるが、次回の週末興収も4,250万ドルの成績が見込まれており、2週連続で興収ランキングのNo.1を獲得することはほぼ間違いない状況だ。なお専門家は、『ジョーカー』の米国興収は最終的に2億6,500万ドル程度になると予想している(『ヴェノム』は2億1,350万ドル)。
世界的大ヒットを受けて、脚本・監督のトッド・フィリップスはInstagramにて感謝のコメントを発表した。「ご覧いただきありがとうございます! スムーズではない道のりでしたが、みなさんの感想を読み、あらゆる愛情のかけがえなさを感じています。ジョーカーはどこにでもいる」。
映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)より全国公開中。
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Sources: Deadline(1, 2), Box Office Mojo