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DC映画『ジョーカー』幼いブルース・ウェイン&執事アルフレッドが登場へ ― 『ビューティフル・デイ』子役が出演

ジョーカー

ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作、“狂気の犯罪王子”ジョーカーのオリジンを描く映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』に、のちにバットマンとなる幼いブルース・ウェイン、執事のアルフレッド・ペニーワースが登場することがわかった。米Comicbook.comが第一報を伝えたのち、大手紙の米The Hollywood Reporterが報じている。

『ジョーカー』で幼いブルース・ウェインを演じるのは、Netflixドラマ「Happy!」(2017-)などに出演している子役ダンテ・ペレイラ=オルソン。ジョーカー役のホアキン・フェニックスが主演を務めた『ビューティフル・デイ』(2017)では、ホアキン演じる主人公ジョーの子供時代を演じていた。本作では一転、のちに敵対関係で結ばれるキャラクターに扮することとなる。

また、本作ではブレット・カレンが演じるトーマス・ウェインを主人とする、ウェイン家の執事アルフレッド役には映画『レッド・スパロー』(2018)やドラマ「ナイト・マネジャー」(2016-)のダグラス・ホッジ。「ブラックミラー」シーズン4(2017)の第4話『ブラックミュージアム』にも出演するなど、話題のテレビドラマに数々出演する俳優だ。

1980年代を舞台に、主人公の青年が“狂気の犯罪王子”へと変貌する様子を描き出していく『ジョーカー』は、マーティン・スコセッシ監督作品『キング・オブ・コメディ』(1982)の影響を受けた「社会から疎まれた男を現実的な人物描写で描く」作品とのこと。あくまでジョーカーの物語となるため、物語にトーマス&ブルース親子やアルフレッドがどこまで深く関わるかは定かでない。ただし3人の登場は、確実に『ジョーカー』という作品のストーリーに広がりをもたらすことになるだろう。

なお本作は、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)や『ジャスティス・リーグ』(2017)などのDC映画ユニバースとは世界観を共有しない新ブランドの第1弾として製作される。したがってホアキン演じるジョーカーは『スーサイド・スクワッド』(2016)のジャレッド・レト版ジョーカーとは別人であり、幼いブルース・ウェインもベン・アフレック扮するブルースとは別人だ。

主人公アーサー・フレック/ジョーカーを演じるのは、『ザ・マスター』(2012)や『her/世界でひとつの彼女』(2013)などのホアキン・フェニックス。トーク番組の司会者役で名優ロバート・デ・ニーロ、アーサーに興味を寄せられるシングルマザー役で『デッドプール2』(2018)のザジー・ビーツ、アーサーの母親役でドラマ「シックス・フィート・アンダー」(2001-2005)や映画『ブロークン・フラワーズ』(2005)のフランセス・コンロイ、そしてブルースの父親トーマス・ウェイン役でブレット・カレンが出演する。

脚本・監督は、『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス。共同脚本は『8マイル』(2002)や『ザ・ファイター』(2010)のスコット・シルバーが務め、プロデューサーには俳優ブラッドリー・クーパーが名を連ねた。

映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』は2019年10月4日より米国公開予定

Sources: THR, ComicBook.com(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。