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『ジョーカー』ホアキン・フェニックス、エンドクレジットに「おまけのジョーク」希望していた

ジョーカー
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

DCコミックス原作映画『ジョーカー』は、確かにコミック映画でありながら、近年のハリウッドで隆盛を誇る“コミック映画”とは趣の異なる作品だ。たとえばコミック映画ファンが冒頭から面食らうのは、ほとんど“お約束”といっていい、コミック会社の社名ロゴが登場しないところ。マーベル映画ならマーベルあるいはマーベル・スタジオの、DC映画ならDCコミックスのロゴが冒頭に表示されるところから作品が幕を開けるのが通例だが、本作はワーナー・ブラザースの(しかも70~80年代当時私用されていたのと同じ)ロゴから始まり、DCのロゴは登場しない。

同じくコミック映画の“お約束”である、エンドクレジット後のおまけも同様だ。多くの場合はエンドクレジットが2つに分かれており、クレジットの間と、すべてが終わった後の2度、ポストクレジットシーンが用意されているもの。しかし『ジョーカー』では、そうした方法も敢えて採られていない。


GamesRador+の取材にて、トッド・フィリップス監督は「この映画にポストクレジットシーンを入れるのは違うと思いました」と語っている。「ちょっと軽薄すぎるように思えたのと、(この映画で)自分たちが作ったものには合わないだろうって」。しかし、監督とほんの少しだけ意見を異にしたのが主演のホアキン・フェニックスだった。

ホアキンは(エンドクレジットで)名前の横にNG集を流しておくのは面白いよね、と言ってました。昔やられていたみたいにね。」

エンドクレジットのNGシーン集といえば、ジャッキー・チェンやジム・キャリーの主演映画、あるいは『トイ・ストーリー』シリーズなどのピクサー映画にしばしば見られたもの。今でこそブルーレイやDVDの特典映像で見るものという印象だが、かつては、ある限られたジャンルにおいては“お約束”といえるものだった。結果的に却下されたとはいえ、『ジョーカー』のエンドクレジットにNG集を入れたがるとは、なんというジョークだろう。観客はいったいどんな顔で見ればいいというのか……。

もっともホアキンは、これに近い試みを公共の電波で実践したばかりだ。トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演した際、番組ではフィリップス監督から提供されたという『ジョーカー』のメイキング映像が放送されたが、そこには、演技への集中を邪魔した撮影監督をホアキンが叱責する姿が映し出されていた。ホアキンはこの映像を見るや、恥ずかしそうに、少しだけ申し訳なさそうに謝罪。ところが、この映像はフェイクだったことがのちに発表されているのである。

問題の映像はこちら

映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)より全国公開中

Source: GamesRador+

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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