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DC映画、ジョーカー単独作品のタイトルが決定 ― 2019年10月4日米国公開、ホアキン・フェニックス主演

ホアキン・フェニックス
Photo by Diana Ringo https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Joaquin_Phoenix_at_the_2018_Berlin_Film_Festival.jpg Remixed by THE RIVER

ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作、“狂気の犯罪王子”ジョーカーの単独映画が2019年10月4日に米国公開されることがわかった。あわせて、本作のタイトルは『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』に決定している。
これは、米国で開催されるポップカルチャーの祭典「San Diego Comic Con 2018」に先がけてワーナーが公式に発表したもの。同イベントではさらなる情報公開も期待されるところだ。

ゴッサム・シティの犯罪王子として暗躍する「バットマン」シリーズの人気ヴィラン、ジョーカーのオリジン(出自物語)を描く本作は、ワーナーによると「社会から疎まれた男について、現実的な人物描写をもって、より大きく警告する物語として掘り下げる」内容になるという。
ジョーカー役を演じるのは、『ザ・マスター』(2012)や『her/世界でひとつの彼女』(2013)などのホアキン・フェニックス。ワーナー&DCが展開している「DC映画ユニバース」とは世界観を共有しないため、『スーサイド・スクワッド』(2016)のジャレッド・レト版ジョーカーは本作のジョーカーとは別人扱いとなる(ジャレッド版のスピンオフ映画も企画中)。

『ジョーカー』の脚本・監督を務めるのは『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス。共同脚本として、『8マイル』(2002)や『ザ・ファイター』(2010)のスコット・シルバーが参加している。
なお企画の第一報が報じられた当初、本作には巨匠マーティン・スコセッシ監督が製作総指揮として参加すると伝えられたが、どうやらスコセッシは不参加となった模様。ただしプロデューサー陣には、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)や『沈黙 -サイレンス-』(2016)、『The Irishman(原題)』(2019)など近年のスコセッシ作品を手がけるエマ・ティリンガー&リチャード・バラッタの名前が確認できる。撮影は2018年9月より開始され、製作費は約5,500万ドルという異例の低予算だ。

ところで『ジョーカー』が米国公開される2019年10月は、今から話題作がひしめいている“激戦区”だ。ウィル・スミス主演のSFアクション映画『Gemini Man(原題)』やエイミー・アダムス主演のスリラー『The Woman in the Window(原題)』、アンセル・エルゴート主演『The Goldfinch(原題)』、そしてドウェイン・ジョンソン主演のディズニー実写映画『ジャングルクルーズ(邦題未定、原題:Jungle Cruise)』も控えている。
ちなみに『ジョーカー』の公開1ヶ月後にあたる2019年11月1日には『ワンダーウーマン 1984(邦題未定、原題:Wonder Woman 1984)』も待機中。もしかしてDCの秋がやってくる…!?

映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』は2019年10月4日より米国公開予定

Sources: THR, Variety
Eyecatch Image: Photo by Diana Ringo Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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