DC映画『ジョーカー』ベネチア国際映画祭、レッドカーペット&記者会見レポート ─ ホアキン・フェニックス&監督ら登場「これまでとは違うジョーカーを」

アーサー・フレック/ジョーカーを演じたのは、アカデミー賞に3度のノミネート経験を持つホアキン・フェニックス。本作で、いよいよ待望の受賞となるか。
「まず、アーサーの明るい部分に興味を持ち、深く探ってみたいと思いました。彼には苦悩もありますが、喜びもあれば、幸せを感じることもありますし、人との繋がりや、温かさ、愛を求めてもいます。単に苦痛を抱えたキャラクターだとは思っていなくて、僕は演じる上で、役柄をそういう風に決めつけることは絶対にしないんです。8ヶ月かけて探っていったアーサーという人物を一言で語るのは難しいですが、オファーを受けてからの数週間で感じた彼と、撮影を終えるころに感じた彼とは完全に別物でしたね。常に変化していて、これは役者人生で初めての経験です。
トッド(監督)には“ジョーカーの笑い方のオーディションをして欲しい”と頼みましたよ。彼は“(役に決まっているんだから)お願いだからやめて!”って気まずそうにしていたけど(笑)。」
観客の反応やジャーナリストからの絶賛を受け、『ジョーカー』はヴェネツィア国際映画祭にて最高賞の金獅子賞受賞、さらにはアカデミー賞受賞への期待が高まっている。「どんな時も笑顔で」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見るアーサーは、なぜジョーカーになったのか。まもなく、世界は世紀の瞬間を目撃する。
映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)日米同日、全国ロードショー。
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