『キングスマン』原作者の新ドラマ、『アベンジャーズ』『ゴッドファーザー』『2001年宇宙の旅』を全部盛り

『キック・アス』『キングスマン』シリーズのマーク・ミラー原作によるスーパーヒーロー・ドラマ「ジュピターズ・レガシー」が、2021年5月7日(金)よりNetflixにて独占配信となる。破格の大スケールによる渾身を一作を控えて、製作総指揮を兼任するミラーが自信を明かした。
英Empireにミラーが語ったところによると、本作は「『2001年宇宙の旅』(1968)あり、『アベンジャーズ』(2012)あり、『ゴッドファーザー PART II』(1974)あり」という盛りだくさんのシリーズ。果たしてそのココロは……。
1920年代から100年近く、世界の平和を守ってきたスーパーヒーローの第1世代がいた。では、その子どもたちは親の名を汚さぬように跡を継ぐことができるのか。“スーパーヒーローの親がいる”というプレッシャーに打ち勝ち、期待に応えながら、引き続き地球に平和をもたらすことができるのか……。
原作者であるミラーは、米Entertainment Weeklyにて、すべての発端となったコミックを「スーパーマンのような世界最強の男が、ワンダーウーマンみたいな世界最強の女と結婚したら、その子どもたちはどうなってしまうのか」というコンセプトから着想したことを明かしている。「もしも年老いたヒーローが引退したら、いったい何が起きるのか。『Mr.インクレディブル』(2004)でさえ、子どもたちの方は悪夢ですからね」。

Empireによれば、「ジュピターズ・レガシー」はミラー作品らしいバイオレンスとツイストが効いた一作になっているとのこと。そのスケールを、ミラー自身は「ひとつのシリーズで50年間の物語をやります。超人が50~60人出てきて、1929年から一気に展開する。時間と空間を駆け抜け、人間という存在の謎を暴くスーパーヒーロー・ストーリーです」。そんなアイデアを既存の作品でたとえるなら、つまりは「『2001年宇宙の旅』あり、『アベンジャーズ』あり、『ゴッドファーザー PART II』あり」ということになるのだろう。
数々の大作映画や大作シリーズを送り出してきたNetflixは、本作についても一切の心配を見せなかったという。ミラーいわく「“もうちょっと規模を小さくできないか”みたいな話は一度もなかった。野心的なアイデアが報われたんです」。その全貌は、来たる配信開始を楽しみにしておこう。
Netflixオリジナルシリーズ「ジュピターズ・レガシー」は2021年5月7日(金)より全世界独占配信。
Sources: Empire, Entertainment Weekly