『ジュラシック・ワールド』続編情報まとめ ─ キャラ一新の第4作、物語・キャスト・製作陣を紹介

現在、『ジュラシック・ワールド』シリーズからは第4作が進行中だ。『ジュラシック・パーク』の正当な続編として2015年に誕生した本シリーズは、これまでの3作品を通して人類と恐竜の共存の可能性を探っていった。
2022年公開の第3作『ジュラシックワールド/新たなる支配者』では、『ジュラシック・パーク』シリーズからアラン・グラント博士役のサム・ニール、エリー・サトラー役のローラ・ダーン、イアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラムが揃って復帰。シリーズ初登場となる最大級の肉食恐竜ギガノトサウルスもお出ましとなり、オールスターが勢揃いした。
クリス・プラット演じる主人公オーウェン・グレイディの物語も『新たなる支配者』をもって一つの区切りがついたが、果たしてシリーズ4作ではどのような展開が待っているのか。本記事では、物語やキャスト、製作陣、公開時期など現時点で分かっていることをまとめてみた。
物語

新たな物語の謎に包まれたままだが、唯一の手がかりは「新たなジュラシック時代」を描くということ。それに伴い、本作ではオーウェン役のプラットやクレア役のブライス・ダラス・ハワードといった前3作のキャストは登場しない見込みだという。
それでも、『ジュラシック・ワールド』という屋号のもと物語を継続していくからには、過去作との繋がりも期待される。
キャスト

現時点で判明しているキャストは3人。『アベンジャーズ』シリーズや『マリッジ・ストーリー』(2019)のスカーレット・ヨハンソン、「ブリジャートン家」(2020-)のジョナサン・ベイリー、そして現在出演交渉中だという『マグニフィセント・セブン』(2016)や『オットーという男』(2022)のマヌエル・ガルシア=ルルフォだ。

『ジュラシック・パーク』では古生物学者、これまでの『ジュラシック・ワールド』では恐竜調教師と、恐竜に詳しい専門家が主人公を担ってきたが、第4作ではどんな肩書きの人物が主人公となるのだろうか。報道では、ヨハンソン、ベイリー、ガルシア=ルルフォはいずれも「主役」級のキャラクターを演じると伝えられている。群像劇的な展開になる可能性もあるだろう。
ジョナサン・ベイリーは、2024年5月15日に出演した米トーク番組で自身の参加を認めている。1993年の『ジュラシック・パーク』公開時には家族と一緒に映画館で鑑賞したという思い出を披露しながら、出演への喜びを語った。
(5月30日 19:37 更新)新たに、「HOMELAND」(2011-2020)や「オビ=ワン・ケノービ」(2022)などで知られるルパート・フレンドが出演することがわかった。役柄は他のキャスト同様に判明していない。
(5月31日 18:29 更新)『グリーンブック』(2018)『ムーンライト』(2016)のマハーシャラ・アリが出演交渉中であることがわかった。演じる役どころは不明。
製作陣

製作陣には、『ジュラシック』シリーズを手がけてきた面々が集結。脚本には、『ジュラシック・パーク』(1993)と『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)を執筆したデヴィッド・コープが復帰する。初報が伝えられた2024年1月の時点で、脚本作業は順調だと報じられていたことから、コープはしばらく前から執筆にあたっていたと思われる。
プロデューサーには、『ジュラシック・パーク』シリーズ2作で監督を務めたスティーブン・スピルバーグが続投。『ジュラシック・ワールド』を手掛けたフランク・マーシャル&パトリック・クローリーも参加する。
監督を任されたのは、『GODZILLA ゴジラ』(2014)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)『ザ・クリエイター/創造者』(2023)のギャレス・エドワーズ。VFXアーティストとしての出自を活かし、これまで数々のモンスター造形を手がけてきたエドワーズであれば、恐竜の再現も安心して託すことができそうだ。
ちなみに、エドワーズが参加する前には『デッドプール2』(2018)や『ブレット・トレイン』(2022)などのデヴィッド・リーチが監督としてスタジオと交渉中にあったが、創造上の相違を理由に不成立となっていた。
公開時期

US公開は2025年7月2日の予定。撮影は2024年7月より開始と伝えられており、急ピッチでの製作が求められる。追加キャストなどについては、続報が到着し次第お伝えする。
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