『ジョン・ウィック』ドニー・イェン主演スピンオフ映画、アキラ役リナ・サワヤマが続投へ ─ 「彼らの物語は決着がついていない」

『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ企画、ドニー・イェン主演・監督によるケインの単独映画(タイトル未定)に、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)よりアキラ役のリナ・サワヤマが続投することがわかった。米Varietyが報じている。
ドニー・イェン演じるケインは、杖を使った棒術を得意とする盲目の暗殺者で、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でキアヌ・リーブス演じるジョン・ウィック、真田広之が演じたシマヅと旧友ながら死闘を繰り広げた。リナ・サワヤマ演じるアキラはシマヅの娘であり、「コンチネンタル・ホテル・大阪」のコンシェルジュだ。
本作は、犯罪組織ハイ・テーブルから解放されたケインが新たな試練に直面する“香港スタイルのアクション・スリラー”。プロットは不明だが、アキラが登場する以上、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のラストから直結するストーリーとなりそうだ。
主演・監督・製作総指揮を兼任するイェンは、サワヤマとの再タッグにあたり、「このエキサイティングで新しい旅にリナを再び迎えられることをとても嬉しく思います。前作で私たちを魅了した素晴らしいキャラクターをより高めるべく、喜んで努力を重ねます」との声明を発表した。

プロデューサーを務める『ジョン・ウィック』シリーズ監督のチャド・スタエルスキは「リナは本当にかっこいい。前作のアキラ役が大好きだったので、ケインとの再会が楽しみです」とコメント。同じくシリーズのプロデュースを手がけるバジル・イワニクも「リナは本作にとって素晴らしい存在となるでしょう。もうすぐ撮影が始まり、『ジョン・ウィック』ユニバースにケインが戻ってくることに興奮しています」と綴った。
製作・配給のライオンズゲートで映画部門を統括するアダム・フォーゲルソンは、「『ジョン・ウィック:コンセクエンス』にはアキラを含む魅力的かつ個性あるキャラクターがたくさん登場しました。リナがシリーズに戻ってくることをとても嬉しく思っています」とコメント。「ケインとアキラの物語はまだ決着がついていません。彼らの新章はすさまじいものになるでしょう」と予告した。
脚本は『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)のマットソン・トムリン、「アンブレラ・アカデミー」のロバート・アスキンス。プロデューサーにはスタエルスキとイワニクのほか、同じくシリーズのプロデュースを務めてきたエリカ・リーが名を連ねている。
既報によると、本作は2025年内に撮影開始予定。「もうすぐ撮影が始まる」というコメントから察するに、準備は着々と進められているようだ。なお、ライオンズゲートは本作の権利をカンヌ国際映画祭で販売する計画だという。
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Source: Variety