『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』新キャラ・ケイラの再登場は「難しいと思う」と出演者 ─ 復帰するなら前日譚を希望

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)では、過去作のキャラクターが復帰するだけでなく、今後の動向が気になる新キャラクターも登場した。その1人が、ディワンダ・ワイズが演じた元空軍パイロットのケイラ・ワッツだ。
ケイラは、ともに単為生殖によって生み出されたクローン少女のメイジー・ロックウッドとブルーの子ども・ベータの誘拐を画策したインジェン社の下請けの下請けパイロットとして登場。マルタでのシーンでは、メイジーの行方を追うクレアから助けを求められた時、最初こそ冷淡な対応を取っていたが、困っている姿を放っておくことができず、仲間として救出作戦に加わることになった。
劇中では、オーウェンと共にピロラプトルと対峙したり、燃え盛るインジェン社からの脱出時にパイロットとして頼もしい姿を見せたり、何かと活躍の場面が多かったケイラ。今後の物語での再登場はあり得るだろうか。
演じたディワンダ・ワイズは、米Colliderとのインタビューでケイラ再演について語っており、率直な気持ちを明かしている。いわく「難しいと思う」とのことだ。「悲しいことですけれどね」。
それでも、完全に諦めているわけではない。ワイズが「難しいと思う」と語っているのは、『新たなる支配者』以降でケイラの物語を継続すること。前日譚であれば、再演の可能性があるのではないかと持論を語っている。
そんなワイズが着目するのは『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2015)。同作のエンディングでは、恐竜たちがそれまでいたイスラ・ヌブラル島から脱走し、人間社会に解き放たれた。この展開を踏まえた上で、ワイズはケイラのオリジンストーリーを望んでいる。
「恐竜たちが至る所にいるという状況を聞いてすぐに思い浮かべたのが、プリクエルです。ケイラが(故郷の)デトロイトにいるのを見たいと思いました。(恐竜を見て)“え、なにこれ?一体何を見たんだ?”ってなっている、彼女の最初の頃です。要は『インデペンデンス・デイ』的な感じですよ。」
『ジュラシック・ワールド』シリーズからはキャストを一新する第4作が製作中。現状、ワイズが出演する見込みは薄そうだが、『新たなる支配者』に『ジュラシック・パーク』のアラン・グラントらが再登場したように、ケイラもいつか姿を見せるかもしれない。
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Source:Collider