【ネタバレ】『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』T-レックスへの批判に監督が反応 ─ 実は寿命が近かった?

『ジュラシック・ワールド』シリーズ最新作にして完結編、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』。本作ではかねてより新登場することが予告されていた肉食恐竜、ギガノトサウルスが姿を現した。その圧倒的な強さにより、“シリーズに欠かせない存在である看板恐竜、T-レックスが弱く見える”という意見が、コリン・トレボロウ監督のもとに届けられた。
この記事には、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』のネタバレが含まれています。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)にて恐竜たちが世界中に解き放たれてから4年、“ジュラシック・ワールド”と化した世界を舞台にした本作では、主人公のオーウェンとクレアをはじめ、『ジュラシック・パーク』からカムバックしたイアン・マルコム博士、エリー・サトラー博士、アラン・グラント博士が人類史上最大の危機を乗り越えるべく共闘する。新旧の登場人物が勢揃いする中、T-レックスとギガノトサウルスが登場。睨み合う新旧の恐竜たち。獲物は人間ではなかったのである。
ついには、T-レックスとギガノトサウルスによる容赦ない戦いが繰り広げられることに。そこでギガノトサウルスは圧倒的な力を見せつけるのだった。『ジュラシック』シリーズの看板役者、T-レックスを凌駕するような恐竜が登場したこの展開には、興奮した観客もいれば、快く思わなかった観客もいたようだ。
I understand the feeling. Worth noting the T. Rex had an average lifespan of 28 years, so our Rexy would be near the end of her life in Dominion. Even at that age, she found the strength to rise up and avenge her own death, 65 million years later. Sometimes revenge takes time. https://t.co/rEw5pkWDSl
— Colin Trevorrow (@colintrevorrow) June 18, 2022
「レックスが弱く見えます。またですか、いい加減にしてください!シリーズの顔なんです。酷いです。ギガは実際に強かったのかもしれませんが、レックスはより優れた捕食者であり強いと、科学的に証明されているんです。このレックスには失望しました」という意見が、メガホンをとったコリン・トレボロウのTwitterアカウントに寄せられた。これにトレボロウ監督が反応し、T-レックスとギガノトサウルスのパワーバランスについて以下のように答えている。
「その気持ちはよくわかります。ただ、T-レックスの平均寿命は28歳なので、『新たなる支配者』ではすでに寿命が近いんです。その年齢でも、6500万年前の自分の死の復讐のために立ち上がる強さを見出したんです。復讐には時間がかかることもありますからね。」
T-レックスのシリーズにおける年齢を考慮した上では、ギガノトサウルスの方を強く見せる必要があると判断したということだろう。とはいえ、“T-レックスがギガノトサウルスに圧倒される姿を観たくなかった”という意見に対して、トレボロウ監督は理解する気持ちも寄せている。もしかしたらトレボロウ監督としても、複雑な気持ちが入り混じっているのかもしれない。
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