『ジュラシック・ワールド/炎の王国』獣医ジア・ロドリゲス、レズビアンの設定をカットされていた

映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)に登場する新キャラクターの一人、恐竜保護団体DPGの獣医ジア・ロドリゲスにはレズビアンという設定が存在したという。
恐竜の獣医という特殊な役どころとして、劇中で存在感を発揮するこのキャラクターを演じたのは、テレビドラマなどで活躍する女優ダニエラ・ピネダ。米Yahoo!主催のインタビューでは、ジアがレズビアンであることがわかるシーンが本編からカットされたこと、そしてその理由が明かされている。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の前半、クリス・プラット演じるオーウェンとジアが知り合ってまもない場面には、ジアがオーウェンに対してこのように話しかけるシーンが存在したという。
「クリスを見て、“アゴは四角いし、骨の構造は良いし、身長高いし、筋肉はある。私は男性とはデートしないけど、もしもするならあなたとしますね。そんなの気持ち悪いけど、そうすると思う”って言うんです。クリス・プラットに向かって――世界一魅力的な男性ですよ――“気持ち悪いけどデートする”って言うなんて最高ですよね。役柄が深まるという点でも良かったんですけど、カットされちゃいました。」

近年、登場人物に同性愛者という設定が用意されながら、完成版の映画に収まらなかった例には『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のヴァルキリーがいる。演じるテッサ・トンプソンは、同作の劇場公開以前からこの設定を明らかにしていたが、残念ながら本編ではごくわずかに示唆されるだけにとどまった。
今回、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でジアの設定がカットされた理由は本編の上映時間だったということだ。
「最初の編集版は2時間40分あったんですよ。そこで彼ら(J.A.バヨナ監督、コリン・トレボロウ)は“これは長すぎる”って。(レズビアンの設定は)究極的にはストーリーに関係ないんですけど、ジアという人物をもう少しだけ輝かせるものではあったと思ってます。」
ちなみにダニエラは、次回作『ジュラシック・ワールド3(仮題)』への出演も強く望んでいる模様。脚本・監督を務めるコリン・トレボロウの意向次第では、続編でそうした設定が掘り下げられる可能性もある……?
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は2018年7月13日より全国の映画館にて公開中。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』公式サイト:http://www.jurassicworld.jp/
Source: Yahoo
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