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『ジュラシック・ワールド』次回作は「新時代の幕開け」、完結編にあらず

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
TM & (c) 2017 Universal Studios & Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』シリーズの集大成として製作される、次回作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』。しかし本作は、“集大成”でこそあれ、シリーズの“完結編”ではないらしい。米Colliderの取材にて、プロデューサーのフランク・マーシャルが語った。

この記事には、映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のネタバレが含まれています。

『ジュラシック・ワールド』シリーズを手がけてきたマーシャルは、このたび、“3作目は完結編として構想されたのか”との問いかけに「ノー」と応答している。「新しい時代の幕開けです。いまや恐竜たちは大陸に、我々の暮らす中にいる。願わくば、長い間いてもらえればと思っています」。これは明らかに、前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)で、恐竜たちがテーマパークを飛び出し、世界に放たれたことを踏まえたコメントだ。

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次回作に先がけ、『ジュラシック・ワールド』(2015)のコリン・トレボロウ監督は、『炎の王国』と『ドミニオン』を繋ぐ短編映画『ジュラシック・ワールド:バトル・アット・ビッグ・ロック(原題:Jurassic World: Battle at Big Rock)』を2019年9月に発表済み。同作では、恐竜と対面した一家のエピソードとともに、“恐竜のいる世界”の姿が示唆されていた。変わってしまった世界で、『ジュラシック・ワールド』の物語は、次回作以降もさらに続くということだろうか。

ちなみにトレボロウ監督は、以前、『ドミニオン』が事実上の『ジュラシック・パーク6』であることを認めており、またオーウェン役のクリス・プラットも、自身の参加した『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に本作をたとえていた。物語をここでひとつに集約し、さらに継続していくという意味でも、『エンドゲーム』を引き合いに出すのは適切だったのかもしれない。

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次回作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』には、オーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードのほか、1993年製作『ジュラシック・パーク』からアラン・グラント役のサム・ニール、エリー・サトラー役のローラ・ダーン、イアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラムの3人が復帰。『ジュラシック・ワールド』からロウリー役のジェイク・ジョンソン、バリー役のオマール・シーが再登場し、『炎の王国』(2018)からフランクリン役のジャスティス・スミス、ジア役のダニエラ・ピネダ、少女メイジー役のイザベラ・サーモンも続投する。

映画『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』は2021年6月11日米国公開予定。撮影は新型コロナウイルスの影響で中断されており、いまだ再開の目処は立っていない(本記事時点)。

Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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