『ジュラシック・ワールド』第3作、オーウェン&『ジュラシック・パーク』3人組の物語が並行展開へ ─ 「2つは交わる」と監督

『ジュラシック・ワールド』シリーズ第3作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』では、2つのメインストーリーが同時並行で描かれるという。監督を務めるコリン・トレボロウが、謎多き物語の展開を示唆している。
『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』には、オーウェン役のクリス・プラットやクレア役のブライス・ダラス・ハワードら、レギュラーキャストが続投。前2作にそれぞれ出演したキャストの何人かも復帰することになる。それだけではない。『ジュラシック・パーク』シリーズから、アラン・グラント役のサム・ニール、イアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラム、エリー・サトラー役のローラ・ダーンのオリジナル3人が揃って再登場することも分かっている。
米Colliderの取材に応じたトレボロウ監督によれば、主人公オーウェンのストーリーと並行して描かれるもうひとつのストーリーは、この3人に光を当てたもののようだ。
「本作では2つの並行した物語を描いているのですが、2つは互いにどんどん近づいていきます。皆さんはそれらが交わるまでを理解することになりますし、実際に交わります。[中略]登場時間や物語での重要性など全てに関して、ローラとサム、ジェフは、クリスとブライスのように大きな役割を担うことになります。」
トレボロウ監督の発言から察するに、第3作の大筋として、オーウェン&クレアと『ジュラシック・パーク』の3人が再会するまでが描かれることになりそうだ。とはいえ、『ジュラシック・パーク』シリーズの3人も、最後に揃って登場したのは1993年の第1作『ジュラシック・パーク』にて。オーウェンら『ジュラシック・ワールド』組との再会も気になるが、3人が再会するまでの経緯にも期待したい。
なお、マルコム博士役のゴールドブラムは以前、ニールとダーンと3人で撮影したシーンついて明かしていた。いわく、3人は「見たこともない先史時代の生物の争いに脅かされる」というのだ。狭く閉ざされた空間で一日中撮影していたそうで、劇中では「命がけの状況」に陥ることになるという。
ちなみにトレボロウ監督は現在、現段階で仕上がっているカットを繰り返し確認しているのだとか。その理由は『ジュラシック・パーク』からのファンに向けられたものだった。「『ジュラシック・パーク』のコアなファンや、誓うほど大好きなの皆さんのためです」と監督。「そんな皆さんが、どのように感じるのかを確認しているんです。今回は、観客の皆さんを巻き込んだプロセスで製作が行われています」と語っている。2019年、トレボロウ監督は本作を「今までのシリーズに存在したもの全てを祝福する作品」と予告していたが、その通りに製作が行われているようだ。
Source: Collider