『ジュラシック・ワールド』新作映画、グレン・パウエルがオファーを断っていた ─ 脚本を読んだが「自分が出ても役に立たないと思った」

“ジュラシック”の新時代を描くという『ジュラシック・ワールド』シリーズ第4作(タイトル未定)で、『トップガン マーヴェリック』(2022)ハングマン役で知られるグレン・パウエルが出演オファーを受けていたことがわかった。『ジュラシック』シリーズへの出演が夢だったというパウエル、参加を辞退した理由を米The Hollywood Reporterに語っている。
現在、米ユニバーサル・ピクチャーズは『ジュラシック・ワールド』シリーズの中で、物語のリブートを図ろうとしている。キャストは一新され、クリス・プラットやブライス・ダラス・ハワードらは出演しない見込みだ。
そんな中、新たな物語を率いるキャストとして検討されたのが、『トップガン マーヴェリック』で大ブレイクを果たしたパウエルだった。実はパウエル、アニメ「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」(2020-2022)では声優として参加しており、『ジュラシック』関連作品には出演済みだ。「『ジュラシック』は僕の大好きな映画の一つ。人生で出たかった作品です」と語るパウエルは、シリーズ第4作のオファー時に脚本を読んだことを告白。二つ返事なのかと思いきや……。
「脚本を読んだのですが、出演しないことにしました。僕が出ても、役に立たないと思ったんです。」
なぜ役に立たないと思ったのか、その理由については語らなかったパウエル。本人の中では納得しているようで、「観客を幸せにして、自分自身も幸せにすること」を考えた上での選択だと明かした。
また、パウエルは「脚本は素晴らしかったです」と、脚本家として『ジュラシック・パーク』(1993)と『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』から復帰するデヴィッド・コープによる物語を絶賛。「あの映画はブチかますことになるでしょうね」と成功を確信しているようだ。
『トップガン マーヴェリック』出演後、『ディヴォーション:マイ・ベスト・ウィングマン 』(2022)や『恋するプリテンダー』(2023)など幅広いジャンルでの活躍を見せるパウエル。最新作は、なんと『ジュラシック・ワールド』シリーズを手掛けるパトリック・クロウリーとフランク・マーシャルが製作を務めるアクション大作『ツイスターズ』だ。同作での仕事が『ジュラシック・ワールド』第4作のオファーに繋がったかどうかは定かでないが、もしかすると今後のシリーズで再度オファーが届く可能性もあるかもしれない。

第4作では、『アベンジャーズ』シリーズのスカーレット・ヨハンソンや、「ブリジャートン家」(2020-)のジョナサン・ベイリー、「オビ=ワン・ケノービ」(2022)のルパート・フレンドの出演が決定している。監督は、『ザ・クリエイター/創造者』(2023)のギャレス・エドワーズ。2025年7月2日US公開の予定だ。
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Source:THR