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『ベスト・キッド:レジェンズ』新予告編が米公開 ─ ジャッキー・チェン&ラルフ・マッチオ初共演、空手とカンフーを学んだ「ベスト・キッド」誕生へ

https://www.youtube.com/watch?v=LhRXf-yEQqA

『ベスト・キッド』シリーズ最新作『ベスト・キッド:レジェンズ』の新たな予告編が米国で公開された。

本作では、オリジナルの『ベスト・キッド』シリーズと続編ドラマ「コブラ会」、さらにジャッキー・チェン主演のリメイク版『ベスト・キッド』(2010)の世界と魂が融合。オリジナル版の“カラテ・キッド”ダニエル役を演じたラルフ・マッチオがスクリーンに復活し、リメイク版で師匠ハンを演じたジャッキー・チェンと初競演。空手とカンフー、2人のレジェンドの極意を受け継ぐ ニューヒーローが誕生する。

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主人公は17歳の高校生リー(ベン・ウォン)。北京でジャッキー演じるミスター・ハンからカンフーの指導を受けていたが、家族の不幸により、名門校への進学のため母親とニューヨークへ移住してきた。クラスメイトのミアや彼女の父親との新たな友情に恵まれるが、その矢先、地元の空手トーナメントを連覇する少年に目をつけられ、トラブルに巻き込まれてしまう。

友人から助けを求められたリーは、自分を守るためにもトーナメントに参加することを決意。師匠ハンからカンフーを、伝説の“カラテ・キッド”ダニエル・ラルーソーから空手を学び、自分だけの戦い方を編み出していく……。

ベスト・キッド:レジェンズ

公開された予告編は、以前の映像よりも物語の核心に迫った内容だ。冒頭から「ママはすべてを捨てろって言うんだ」と打ち明けるリーに、ハンは「そうするしかないときもある」と答える。ニューヨークに移住した親子は新しい生活を始めるが、リーはそこでも空手教室を見つけた。「空手をやってるの?」と尋ねられると、リーは「前にね。もうやめたんだ」と応じる。

ところがリーの前に、コナーという地元の空手チャンピオンが現れる。新しい生活が危機にさらされるなか、ハンは「人生の問題はひとつだけ。戦う価値があるか、ないか」と語った。その一方、母親はすでにこの世を去ったらしいリーの兄を思い出していた。「戦わせるべきなの? お兄ちゃんのようになってしまったら?」。

ハンはダニエル・ラルーソーを訪ねる。「センセイ・ミヤギにとってのあなたが、私にとってのリーなんだ。リーにミヤギの空手を学ばせたい」。ダニエルは消極的だが、ニューヨークの地でいよいよ3人は顔を揃えることになる。カンフーと空手の両方を身につけるべく、リーは進化を続ける。

ダニエルは言う。「ふたつの家族の歴史だ。2本の枝、1本の木。これが君を鍛えに来た理由だ、自分が戦う理由を忘れるな」。ハンは「君が理解したら準備は完了だ」と語る。激しい特訓の末にリーが見る世界とは。そして、自身の生活を賭けたトーナメントの行く末は……。

ベスト・キッド:レジェンズ

主演はジャッキー・チェン&ラルフ・マッチオ。新主人公のリー役には、「アメリカン・ボーン・チャイニーズ 僕らの西遊記」(2023)のベン・ウォンが世界中から応募が殺到したオーディションを勝ち抜いて抜擢された。演技力もさることながら、空手やカンフー、拳法、テコンドーなどを習得したアクションに注目だ。

そのほか、出演者には「マンダロリアン」(2019-)のミンナ・ウェン、「クルーエル・サマー」(2021-2023)のセイディー・スタンリーら。監督は「このサイテーな世界の終わり」(2017-2019)のジョナサン・エントウィッスル、脚本は『ピーターラビット』(2018)のロブ・リーバー。

映画『ベスト・キッド:レジェンズ』は2025年夏、日本公開。

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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