『ベスト・キッド』新作映画、ミスター・ミヤギの精神を継承 ─ 「ミヤギ道や彼の人生がダニエルにもたらした全てをやり遂げたい」

2025年5月30日に米国公開予定の、映画『ベスト・キッド』シリーズ最新作『Karate Kid: Legends(原題)』。オリジナル版で故パット・モリタが演じたミスター・ミヤギは登場しないが、その精神は本作にも引き継がれているという。ミヤギの弟子、ダニエル・ラルーソー役を演じるラルフ・マッチオが、米Screen Rantに語った。
『ベスト・キッド』(1984)は、高校生のダニエル・ラルーソー(ラルフ・マッチオ)が、空手の達人ミスター・ミヤギ(パット・モリタ)から手ほどきを受け、空手大会を目指す物語。のちに続編3作が製作され、2010年にはジェイデン・スミスとジャッキー・チェンによるリメイク版も公開された。また、第1作の34年後を描くNetflixドラマ「コブラ会」(2018-)も人気を博しており、シーズン6で完結を迎える。
本作『Karate Kid: Legends』には、オリジナル版と「コブラ会」からマッチオ、リメイク版よりチェンが出演し、別々とされてきた2つの『ベスト・キッド』ユニバースが接続される。マッチオは長年演じてきたダニエルの旅路と、ミスター・ミヤギがもたらした影響の大きさをこう語っている。
「現時点で具体的なことは言えませんが、1983年以来、僕はダニエル・ラルーソーの真実と、欠点も含めた正直さを演じようとしてきました。彼はかつて困難を乗り越える善良な少年で、素晴らしい師であるミヤギ先生から人生において大きな影響を受けてきた。『コブラ会』でも真実を演じ続けていて、作中ではミヤギ先生がどんな人物だったのかを探り、(シーズン6)パート3ではそのストーリーが解決に向かうことになります。」
マッチオによれば、『Karate Kid: Legends』でも「このことは一貫している」とのこと。ダニエルがミヤギの教えを他者に伝えることで、彼のレガシーを尊重しているという。「善意をつなぎ、レガシーを称え、ミヤギ道や彼の人生がダニエルにもたらしたことのすべてをやり遂げたい。そして、自分のバランスを求め、前進しようとしている人を助けたい。そこには、このシリーズの新章に僕が持ち込んだ真実の一部があります」
2024年10月に公開されたポスターには、若き格闘家リー・フォン(ベン・ウォン)、ダニエル(ラルフ・マッチオ)、ミスター・ハン(ジャッキー・チェン)の姿が描かれていた。この3人の関係が物語の要になるとみられるが、その中にミスター・ミヤギの精神も反映されているのだろう。
共演者は「マンダロリアン」(2019-)のミンナ・ウェン、「クルーエル・サマー」(2021-2023)のセイディー・スタンリーら。監督は「このサイテーな世界の終わり」(2017-2019)のジョナサン・エントウィッスル、脚本は『ピーターラビット』(2018)のロブ・リーバーが務める。
映画『Karate Kid: Legends(原題)』は2025年5月30日に米国公開予定。
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Source: Screen Rant