ラミ・マレック、喜劇王バスター・キートンの伝記ドラマに主演へ ─ 『ザ・バットマン』監督が手がける

『THE BATMAN -ザ・バットマン-』(2022)監督・脚本・製作のマット・リーヴスが開発を手掛けるバスター・キートンの伝記リミテッド・シリーズに、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)ラミ・マレックがキートン役で主演予定であることがわかった。米Deadlineが報じている。
同企画はリーヴスが監督を務める予定で、ワーナー・ブラザース・テレビジョンと包括契約を結ぶ自身の製作会社6th & Idaho、マレック、「フォー・オール・マンカインド」(2019-)のデヴィッド・ウェドルがプロデュースを担当する。脚本および製作総指揮として、「フレンズ」(1994-2004)などで製作総指揮を務めたテッド・コーエンが交渉中だ。ジェームズ・カーティス著『Buster Keaton: A Filmmaker’s Life』を原作とすることが検討され、同作の権利獲得に向けてスタジオが交渉を進めている。
バスター・キートンは、チャールズ・チャップリン、ハロルド・ロイドと並び「三大喜劇王」と称される俳優/監督だ。舞台芸人の両親のもとに生まれたキートンは1910年代後半に映画界へ飛び込み、『ファッティとキートンのおかしな肉屋』(1917)で俳優デビュー。1920年代を通して俳優・監督として活躍し、体を張りつつも無表情な演技で有名となった。1928年大手映画製作会社MGMと契約後にキャリアは衰えたが、その後1940年代に復活。1959年には、アカデミー名誉賞を受賞している。
キートン役を演じる予定のマレックは、『ボヘミアン・ラプソディ』のフレディ・マーキュリー役で最も知られ、同役でアカデミー賞主演男優賞に輝いた。また、「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」(2015-2019)のエリオット役でも称賛を受け、エミー賞主演男優賞を獲得している。
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Source:Deadline