ニコール・キッドマン、『バットマン フォーエヴァー』に出たのは「バットマンとキスができるんだから」

インディペンデント映画からハリウッドの大作映画まで、多彩な作品で活躍するニコール・キッドマン。アカデミー主演女優賞に輝いた『めぐりあう時間たち』(2002)など文学的な作品で高評価を得ていることから、『アクアマン』シリーズのような大作への出演が決まると、その理由を問われることが多いようだ。
米L’Officielの取材にて、1995年製作『バットマン フォーエヴァー』のチェイス・メリディアン博士役に決まった当時を振り返ったキッドマン。「皆が “なんでそんな作品やるの?” って言うんです」と述べ、出演の決め手を明かした。
「私としては、“だってバットマンとキスできるから!”って感じです。みんなが理解していないのは、それがギャラのためじゃないってこと。私が出演するメインストリームの大作映画の多くは、願わくば(他とは)異なるものであってほしいですね。」
また『アクアマン』シリーズのアトランナ役で出演する際も、同様の質問を受けたとのこと。キッドマンは原作コミックに対してよりも、ジェームズ・ワン監督と彼が手がけるホラー映画に情熱を持っていたそう。ゆえにワンから話を持ちかけられた時、ホラー企画だと思い喜んだのだという。「ホラー映画で彼と一緒に仕事をしたいと思っていたんです」。
ちなみに近年キッドマンは、映画だけでなくテレビ作品でも活躍中。エミー賞主演女優賞を受賞した「ビッグ・リトル・ライズ」のほか、「フレイザー家の秘密」、「エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~」、「ナイン・パーフェクト・ストレンジャー」、「理想のふたり」など1シーズン限りのリミテッド・シリーズにも多数出演。今後もテレビ作品に注力するつもりだといい、その理由をこう語っている。
「長編の形式にすっかり魅了されました。キャラクターを作り上げていく過程も好きだし、シーズンが限定されているのも気に入っています。大量の時間を費やす必要がないんです。それでも、映画的な感覚は残っている。2時間で物語を伝えキャラクターを構築する映画とは違い、もっとスローバーンな感じですね。」
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Source:L’Officiel