「ナイトライダー」長編映画で復活 ─ 『アクアマン』ジェームズ・ワン製作、『ラチェット&クランク』脚本家が参加

80年代の人気ドラマ「ナイトライダー」が、ついに長編映画となって帰ってくる。『ソウ』『死霊館』シリーズや『アクアマン』(2018)を手がけたジェームズ・ワンが、映画版『ナイトライダー(仮題)』のプロデューサーに就任したことがわかった。米Deadlineなどが報じている。
「ナイトライダー」は1982~1986年に米国で放送されたカーアクションドラマで、主人公の元刑事マイケル・ナイトが、優秀な人工知能K.I.T.T(キット)を搭載したスーパーカー・ナイト2000とタッグを組んで難事件や凶悪犯罪に挑んでいく。主演は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)への出演も話題を呼んだデヴィッド・ハッセルホフ。シリーズは計4シーズン(全90話)製作され、その後も続編やスピンオフ作品、ゲームなどが展開されるなど、現在に至るまで根強い支持を獲得している。
新たに製作される映画版のストーリーは不明だが、報道によれば、舞台は現代で、オリジナル版の“反体制的”なトーンはそのまま残るとのこと。ただし本作が過去作品の続編にあたるものか、あるいはリブート作品なのかはわからない。したがって、登場人物&キャストについても続報を待つ必要がありそうだ。脚本を執筆するのは、人気ゲーム『ラチェット&クランク』シリーズのT・J・フィックスマン。プロデューサーには『アナベル』シリーズや『死霊館のシスター』(2018)のマイケル・クリアーも参加し、製作は米Spyglass Media Groupが担当する。
ちなみに近年、「ナイトライダー」を甦らせようという動きはにわかに活発化していた。元祖主演俳優のハッセルホフは、自らマイケル・ナイト役を再演する企画を立て、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督や、『アリータ: バトル・エンジェル』(2019)のロバート・ロドリゲス監督に打診していたとのこと。一方では、ジョン・シナ&ケヴィン・ハートによるコメディ路線でのリブートも噂されていたが、こちらは業界を追放されたハーヴェイ・ワインスタイン率いるワインスタイン・カンパニーが企画を抱えていたために実現性は低いとされていた。