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『ナイブズ・アウト』続編、デイヴ・バウティスタが『007』ダニエル・クレイグとの再共演に期待 ─ 「彼のボンド以外の役柄が好き」

デイヴ・バウティスタ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28662922195/

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役で知られるデイヴ・バウティスタが、2019年製作『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の続編映画で、ダニエル・クレイグとの再共演を果たす。『007/スペクター』(2015)以来の顔合わせに、バウティスタは新たな期待を抱いているようだ。

バウティスタは『007/スペクター』において、ミスター・ヒンクス役としてジェームズ・ボンドとの対決を繰り広げた。しかし、アクションシーンではダニエルとバウティスタがともに負傷するなど、撮影は過酷をきわめたよう。米The Hollywood Reporterにて、バウティスタは当時を「ハードでストレスフルな撮影でした。国から国へと移動するので、長期にわたるし時間もかかる。僕は大きい役ではなかったけど、撮影には8ヶ月かかりました」と振り返っている。それゆえ『ナイブズ・アウト』続編では、当時とは大きく異なる環境での共演を楽しみにしているようだ。

「ダニエルとまた仕事できるのが楽しみです。(『ナイブズ・アウト』続編は)明るい映画になるだろうし、撮影する環境(ギリシャ)は美しくて、暖かくて、陽射しもいい。僕は、ダニエルがボンド以外の役を演じているのが好きなんですよ。これは呪縛ではないけれど、ジェームズ・ボンドとしての彼しか知らない人も多いでしょう。だから一人の役者として、彼が別の役を演じているのが見ていて楽しいんです。特に、こういう面白い役だとね。」

『ナイブズ・アウト』でダニエルが演じているのは、名探偵ブノワ・ブラン。脚本・監督のライアン・ジョンソンが生み出したオリジナルキャラクターだが、ダニエルはミステリ映画に不可欠な“クセのある探偵像”を見事に演じてみせた。2021年夏の撮影を控えて、バウティスタは「一緒にやれること、スクリーン上でセリフを言い合えることが楽しみです」と笑った。

ちなみに、ジェームズ・ガンやドゥニ・ヴィルヌーヴ、ザック・スナイダーら数々のフィルムメーカーに求められる俳優となったバウティスタは、本作でライアン・ジョンソンと初タッグとなる。もともとライアン作品のファンだったというバウティスタは、「ライアンが話したがっている」との連絡に喜んだそう。しかし、まさか作品のオファーに結びつくとは思っていなかったそうだ。

「(ライアンと)最初に話した時は世間話に近かったですよ。いろんな話をしたし、お互いの背景についても話しました。彼の映画の大ファンだし、彼が『ブレイキング・バッド』を撮っていたという事実がいい(笑)。じっくりとその話をしたし、もっと話してほしいと思いましたね。フレンドリーな話し合いでしたが、その後に“こんな脚本があるんですが、ぜひ目を通して、この役を読んでもらえませんか”と言われて。そんなことになるとは思っていなかったので、本当に驚きましたね。」

『ナイブズ・アウト』続編には、ダニエル・クレイグ、デイヴ・バウティスタのほか、エドワード・ノートン、ジャネール・モネイ、キャスリン・ハーンが出演する。

Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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