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『DEATH STRANDING』小島秀夫監督、革命的なホラーゲーム製作へ野心「すでにアイデアはある」

DEATH STRANDING
©2019 Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS.

『メタルギアソリッド』『DEATH STRANDING』の小島秀夫監督が、「革命的な」ホラーゲーム製作への意気込みを語っている。このたび小島監督は、英国アカデミー賞で最高の栄誉とされるフェローシップ賞を受賞。英国映画テレビ芸術アカデミーのインタビューにて、かねてより示唆されてきた“新作ホラーゲーム”について語った。

2014年、小島監督はPS4向けホラーゲーム『P.T.』を発表。同作は延々と続く不気味な回廊をさまよいながら、仕掛けられた謎の数々を解き明かしていくという趣向で、密度の高い謎解き、圧倒的な恐怖から世界的支持を受けた。現在、小島監督は『P.T.』を「特別な作品」と語っている。

究極的には、人間の恐怖は“未知”から生まれると思うんです。『P.T.』はそういう本質への反応を作るという実験だったので、(プレイヤーの)リアクションは予想通りでしたね。ティザー(予告編)としては大成功したと言えるでしょう。謎のスタジオが作った謎のゲームで、事前に告知や情報も出さなかった。恐怖を高めるための禁じ手を使ったわけです。あれは一度かぎり、二度と使えない方法です。」

2019年11月、小島監督はTwitterにて「最恐ホラー・ゲームでも創ろうかと思い、ホラー魂を呼び覚ますべく、怖い映画を少しずつ観ようかと」と投稿。ファンの間で大きな話題を呼んだが、今回のインタビューでも、小島監督は「いずれ新しいホラーゲームを作りたい」と明言している。「恐怖を生み出す革命的な方法で作りたい。みなさんがオシッコどころか大きい方も漏らしてしまうような。すでにアイデアはあります」

ちなみに、小島監督は「僕は怖がりなので、だからこそ他の人よりも怖いものを作れる自信があるんです」とも語っている。いわく、「暗闇だったり、暗いところで幽霊の影を想像したりするだけで怖くなってしまう。(アルフレッド・)ヒッチコックや(スティーブン・)スピルバーグの作品みたいな感じです」とのことだ。小島監督が手がける『P.T.』をしのぐホラー体験、実現を震えて待て…!

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Source: BAFTA

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。