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スター・ウォーズ『ナイツ・オブ・ジ・オールド・リパブリック』映画化の動きか ─ ルーカスフィルムが『アリータ』脚本家を雇用

『スター・ウォーズ:ナイツ・オブ・ジ・オールド・リパブリック(Star Wars: Knights of the Old Republic)』

2003年に発売され人気を博したゲーム『スター・ウォーズ:ナイツ・オブ・ジ・オールド・リパブリック(Star Wars: Knights of the Old Republic)』が映画化の兆しだ。米BuzzFeed Newsが異なる3つの情報源から入手したところによると、ルーカスフィルムはこのゲームの映画化のために既に脚本家を雇用、間もなく初稿が書き上がる段階にあるという。

2003年の名作ゲーム

略称KOTORと呼ばれる『ナイツ・オブ・ジ・オールド・リパブリック』は、『スター・ウォーズ エピソード4 / 新たなる希望』(1977)からおよそ4000年前のシス大戦を描くアクションRPGゲーム。いち兵士からスタートするプレイヤーは、ストーリーの分岐次第でジェダイにもシスにもなることができる。近年ではスマホアプリ版に移植されたこともあり(英語版のみ)、今も人気を誇るタイトルだ。

この映画化のため脚本を執筆中だというのが、『アリータ:バトルエンジェル』(2019)のレータ・カログリディス。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)「オルタード・カーボン」(2018-2019)脚本も務めており、SF作品との縁は深い。ほかに、マーティン・スコセッシ監督でレオナルド・ディカプリオ主演の『シャッターアイランド』(2010)の脚本や、『アバター』(2009)エグゼクティブ・プロデューサー手掛けている人物だ。

BuzzFeed Newsによれば、『ナイツ・オブ・ジ・オールド・リパブリック』は三部作になる可能性もあるとのこと。このゲームは、7作から成る原作小説およびコミック『Tales of the Jedi(ジェダイ伝説)』シリーズを基としているが、米ディズニーによるルーカスフィルム買収の時点でこれらの物語も「外伝(レジェンズ)」扱いとされている。この度の情報が正しいのであれば、旧時代の「外伝」をいかに「正史(カノン)」として蘇らせるのかも注目だ。

ディズニーは現在、『スター・ウォーズ』新作映画を2022年と2024年、2026年に公開予定と発表。『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督が指揮する新三部作と、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)脚本家のデイヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスによる新シリーズに充てられると見られていた。彼らは「10年間のストーリーテリング」を見据えて共同作業にあたっているというが、果たしてそこに『ナイツ・オブ・ジ・オールド・リパブリック』も合流する可能性はどれほどあるだろうか?ジェダイやシスが活躍するこのゲームは、もちろんフォースやライトセーバーなど『スター・ウォーズ』ならではの要素が大々的に登場するだけあって、映画化すればファンから熱い歓迎が得られる題材であることは間違いないだろう。

Source:BuzzFeed News

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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