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「スター・トレック:ピカード」米国版予告編が公開される ─ パトリック・スチュワート主演で「その後の人生」描く

https://www.youtube.com/watch?v=eA-GJNebJj0 サムネイル

パトリック・スチュワート主演、「新スタートレック」(1987-1994)のジャン=リュック・ピカード艦長が主人公のドラマ「スター・トレック:ピカード(邦題未定、原題:Star Trek: Picard)」より米国版予告編(ティザートレーラー)が到着した。以下の映像は、カナダでの放送を担当するSpace局の公式YouTubeチャンネルにて公開されているものだ。

今回の予告編に登場するのは、ピカードの実家が営んでいたワイン農園。シリーズでも登場し、言及されてきたこの場所にピカードは戻っているらしい。穏やかな風景と、洗練されたテクノロジーが農園を支える風景の中、女性のナレーションは語りかける。

「15年前の今日、あなたは私たちを暗闇から救ってくれた。あなたは、歴史上もっとも優れた艦隊を指揮していた。私たちには、とても想像できない。あなたはどんな犠牲を払ったの? 私たちへの信頼、それとも自分自身を信じること? 艦長、教えてください。どうして宇宙艦隊を去ったのか。」

農園を歩いている人物は影のみが映し出されるが、映像の最後にはピカードの表情が映し出される。本シリーズでは、おそらく現在のパトリック・スチュワートが、そのままの容貌でピカードを演じることになるらしい。ピカードは、映画『ネメシス/S.T.X』(2002)を最後に「スター・トレック」シリーズに登場しておらず、本作では“その後の人生”が描かれるとのこと。『スター・トレック』(2009)でスポックが語っていたように、ピカードと縁の深かった惑星ロミュラスが破壊されたことを経て、ピカードは宇宙艦隊を去ったという設定らしいが……。

なお、本作を手がける米CBS局は米国版のメインビジュアルも同時に公開。予告編と同じくワイン農園をフィーチャーしつつ、「スター・トレック」のロゴを浮かび上がらせたデザインとなっている。

シーズン1は全10話構成で、スチュワートやエグゼクティブ・プロデューサーのアレックス・カーツマン氏らは、すでに本作を「最低3シーズン」で構想。第1話・第2話の監督には「カウンターパート/暗躍する分身」(2017-2019)などのハネル・カルペッパーが就任した。「スター・トレック」53年間の歴史で、ドラマのパイロット版や第1話を女性監督が手がけるのは今回が初めてとなる。

ドラマ「スター・トレック:ピカード(邦題未定、原題:Star Trek: Picard)」は2019年米国配信予定。米国ではCBS All Accessにて、その他200以上の国と地域ではAmazon Prime Videoにて配信される。日本での配信情報は正式発表を待ちたい。

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。