『プラダを着た悪魔』が好きすぎて72回は観ているエミリー・ブラントの夫ジョン・クラシンスキー

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)や『クワイエット・プレイス』(2018)など話題作で活躍し、2021年にはディズニーランドのアトラクションを実写化する『ジャングル・クルーズ』への主演も控える人気女優のエミリー・ブラントは、キャリア初期だった頃に『プラダを着た悪魔』(2006)に出演している。アン・ハサウェイが演じる主人公ミランダの同僚エミリー役としてインパクトを残した。
ブラントはその後、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(2009)などで高く評価され、『クワイエット・プレイス』では夫のジョン・クラシンスキーと夫婦共演を果たして大ヒット。実はこのクラシンスキー、妻エミリー・ブラントが結婚前に出演した『プラダを着た悪魔』が大好きだそうで、「72回は観た」と話している。“チャンネル・サーフ”(TVのチャンネルを次々と変えること)をしている時に『プラダを着た悪魔』に遭遇すると、ついつい観てしまうということだ。
2018年、イギリスのトーク番組に出演したブラントとクラシンスキー夫妻。出会った頃、クラシンスキーはブラントのことが大好きで、「ストーカー状態だった」と話している。しかし、ここでブラントが報告したのは、彼女にとってはちょっと複雑なクラシンスキーの『プラダを着た悪魔』グセだ。
この映画の主人公はアン・ハサウェイで、知識も興味もないファッション業界で奮闘する姿が描かれた。ハサウェイが演じるミランダは、始めのうちは場違いなファッションだったが、スタンリー・トゥッチ演じるナイジェルにコーディネートとスタイリングの手ほどきを受けて大変身。誰もが振り返ってしまうオシャレなファッションに身を包んで登場するようになる。このシーンではミランダが歩くのに合わせて、彼女のファッションが次々と移り変わる演出だった。
ブラントはこのシーンを挙げて、「ある日私が家に帰ってきたら、彼が(指を指しながら)“……あの服、好き”って言いながら観ていた」と報告。どうやらクラシンスキーが『プラダを着た悪魔』を繰り返し観ていたのは、アン・ハサウェイ目当てというのが大きかったようなのだ。
「ファンだから」と続けたクラシンスキーは、「アニー(=ハサウェイ)が捕まえられなかったから、それで……」と、妻ブラントが第2候補だったようなジョーク。もちろん明らかな冗談であることは強調しておこう。ブラントもこれを聞いて、手を叩いて大笑いしている。
この話題には、アン・ハサウェイ本人もInstagramで反応。クラシンスキーのジョークを受けて、「ジョン、私がアダム(ハサウェイの夫)と一緒になったのは、エミリーが捕まえられなかったからだよ」と応えている。
ちなみにこの時のトークには、マーベル映画のスパイダーマン役でお馴染みトム・ホランドも同席。“チャンネル・サーフ”のくだりで、クラシンスキーが「昔はやりましたよね、最近の人はしないと思いますけど」と触れた時、ホランドは「何ですかそれ?」と首を突っ込んで笑いを誘っている。
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Source:The Graham Norton Show