【独占】『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』監督への質問に返事が到着 ─ ファンの声に応えた、ここだけのメッセージ

古き良き日本を舞台とした驚愕のストップモーション・アニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』が、ここ日本で大反響だ。これを受けて、「日本のファンの声を聞きたい」とのトラヴィス・ナイト監督(スタジオライカ)の希望に応えるべく、THE RIVERでは読者の皆さんから「監督へのメッセージと質問」を募った。
【緊急募集】#KUBO #クボ 二本の弦の秘密 トラヴィス・ナイト監督へのメッセージ・質問を募集!
フォロー&RT後このツイートにリプライして投稿。THE RIVERが監督に届けます!12/17締切
詳細:https://t.co/czCN6sO8s6
「日本へのラブレター」に僕らが返事を書く番だ!#一生のお願いだからクボを観て— THE RIVER (@the_river_jp) 2017年12月15日
お寄せ頂いた多数のメッセージや質問は、すべて英訳してトラヴィス・ナイト監督に届けさせて頂いた。制作陣が「日本へのラブレター」と語る『KUBO』を受け、その返事として届けた僕たちの声に、さらに監督が直々に返事を書いてTHE RIVERに贈ってくれた。監督から届いた返事の全てを、早速ご紹介しよう。瞬きするなら、今のうちに!

クボや登場キャラクター達の表情・仕草・アクションがとてもリアルで、性格や心情が伝わってくるので感情移入でき、彼らのことが大好きになりました。映画の中に出てこないところで「このキャラクターについてこんな設定がある/こんな場面も検討していた」というものがあれば教えていただけますか?
— 歌 (@utatorihana_04) 2017年12月17日
@utatorihana_04さん:
クボや登場キャラクター達の表情・仕草・アクションがとてもリアルで、性格や心情が伝わってくるので感情移入でき、彼らのことが大好きになりました。映画の中に出てこないところで「このキャラクターについてこんな設定がある/こんな場面も検討していた」というものがあれば教えていただけますか?
監督からのお返事:
それぞれのアニメーターがそれぞれの作業を行って、ようやくパペットに命を吹き込むことができるんです。その中には、キャラクターの長いバックストーリーを構想するアニメーターもいますし、その他にもアクションや振り付けで感情を描写するアニメーターもいます。ライカでは、現実世界に実在し、本物の感情と本物の悩み、そして本物の喜びや悲しみを持った完全なキャラクターを創り上げるよう、大変な努力を行っています。いかなる瞬間にも、クボには無数の感情が確かに宿っています。これこそ、ライカのすべてのクルーたちが大変な努力を重ね、皆さんに共感して頂けるよう創り上げたものです。パペットたちはシリコン、木、毛などで作られていて、優れたアニメーターたちが命を吹き込んだものなのです。

サウンドトラックを聞いて、音楽と映像のタイミングがとても上手く合っている(クボ君や母上が強い力を発動する時の三味線の音ですら、楽曲の一部として含まれている)ことに驚きました。映像と音楽はどのような順番で作られたのでしょうか?映像が先or音楽が先?
— 青河 沙羅(アイス狂のうp主) (@shara_souju) 2017年12月17日
@shara_soujuさん:
サウンドトラックを聞いて、音楽と映像のタイミングがとても上手く合っている(クボ君や母上が強い力を発動する時の三味線の音ですら、楽曲の一部として含まれている)ことに驚きました。映像と音楽はどのような順番で作られたのでしょうか?映像が先or音楽が先?
監督からのお返事:
アニメーション製作は、音楽を挿入する前に全て済まされています。今作の場合、作曲家のダリオ・マリアネッリとの連携を密に製作を進めました。彼は映画『つぐない』(2007)でアカデミー作曲賞に輝いており、ライカ作品『The Boxtrolls』にもスコアを提供しています。だからライカとは親密な関係だったのですね。シーンを製作中の段階からダリオに送っていましたので、録音のずっと前からスコア製作に打ち込めたというわけです。
@the_river_jpさん
映画館で「KUBO」の予告を観て、一目惚れしました!瞬きすらできないくらいの映像と、涙なしでは観られないストーリーに大変感動致しました…!本当に素晴らしい作品をありがとうございました!KUBO大好きです‼— 本日鰹節 (@Honzitu_Katuo) 2017年12月17日