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A24ネイチャー・スリラー『LAMB/ラム』秋公開、不穏漂う特報映像が到着 ─ 羊から生まれた「羊ではない何か」とは?

LAMB/ラム
@2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON

『スイス・アーミー・マン』(2016)『ミッドサマー』(2019)などで知られる気鋭の配給・製作会社「A24」が放った話題の映画『LAMB(原題)』が、『LAMB/ラム』として2022年秋に日本公開されることが決定した。あわせて、特報映像も公開されている。

本作は、禁断のネイチャー・スリラー。ある日、山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリアが、ある羊の出産に立ち会うと、“羊ではない何か”が産まれてくる。子供を亡くしていたふたりは、“アダ”と名付けその存在を育てることに。奇跡がもたらした“羊ではない何か”との家族生活は大きな幸せをもたらすことになるが、やがてふたりを破滅へと導いていく。

主演・製作を務めるのは、『ミレニアム』シリーズや『プロメテウス』(2012)、『マヤの秘密』(2020)などで知られ、数々の国際映画祭受賞歴を持つノオミ・ラパス。 監督は、本作が長編デビューとなるヴァルディミール・ヨハンソンだ。北欧の新たな才能に注目しよう。

「A24」が、カンヌ国際映画祭・ある視点部門での世界初公開に先立ち、北米配給権を獲得したことで話題となった本作。同国際映画祭で初上映されるやいなや、映画祭の観客を騒然とさせ、「Prize of Originality」を受賞した。また、米The Hollywood Reporterは「刺激的で独創的」、英Screen Dailyは「ノオミ・ラパス史上最高の演技」と評するなど、批評家からも高い評価を受けている。その後数々の海外映画祭で受賞・ノミネートされたほか、海外の批評サイト「Rotten Tomatoes」では、86%フレッシュと高い満足度を記録している(本記事時点)。

特報映像では、ノオミ・ラパスふんするマリアの子守唄が終始響き渡り、不穏な空気を漂わせながら、アイスランドの壮大な自然の片隅でひっそりと暮らす羊飼い夫婦の姿が映し出される。産まれるはずのない“何か”をあやす妻とそれを見つめる夫、不安な様子の羊舎の羊たち、そして不気味に羊の瞳がクローズアップされ、暗く霧深い大地を夫婦が駆けていく。マリアが大事そうに見守る“何か”の正体は分からないまま映像は幕を閉じ、想像力を掻き立てる展開となっている。

映画『LAMB/ラム』は、2022年秋に全国公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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