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ラース・フォン・トリアー「キングダム」完結編が間もなく撮影開始、オリジナルキャスト続投 ─ 2022年に現地放送へ

ラース・フォン・トリアー
Photo by Siebbi http://www.ipernity.com/doc/siebbi/31528027 | Remixed by THE RIVER

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)『ハウス・ジャック・ビルト』(2018)などの巨匠監督、ラース・フォン・トリアーによるドラマシリーズ「キングダム」(1994-1997)シーズン3/完結編The Kingdom Exodus(原題)」に関する新たな情報が明らかになった。

「キングダム」は、デンマーク国立病院の脳神経外科病棟を舞台に、独特な雰囲気の医師や患者が、病院内で起きる不気味な現象に翻弄されていく姿を描いたカルト・ホラー。当時、シーズン3も製作される予定だったが、一部の主要俳優陣が亡くなったことから続行不可になっていた。満を持して製作される完結編では、全5話・各60分構成となり、謎に包まれた病院の未解決事件を探求するだけでなく、スウェーデン人とデンマーク人の間の古い確執が描かれるという。

Varietyによると本作は、2021年夏に撮影が実施されるとのこと。このたびオリジナルキャストが復帰することも伝えられた。ペーター・マイジンドがモッゲ役、セーン・ビルマールがクロウスホイ役、ギタ・ナービュがモーテンセン役を再演するのだという。そのほか「キングダム」シリーズに新たに加わることになったのは、『イディオッツ』(1998)ボディル・ヨルゲンセンと、『アダムズ・アップル』(2005)ニコラス・ブロだ。ヨルゲンセンは主人公のひとりである夢遊病者、カレン役を演じる。報道によるとさらなる出演者が今後続々と発表されていくという。

待望の完結編では、ラース・フォン・トリアーは監督として続投するだけでなく、ニルス・ヴァセルと共に再び脚本も執筆している。なお、本作は2022年にデンマークにて放送される見込みとのこと。国外での対応については伝えられていないが、巨匠監督の最新作ということもあり、これまでのようにカンヌ国際映画祭で初披露目される可能性も十分に有り得そうだ。

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Source:Variety

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。