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セバスチャン・スタン&名優ウィリアム・ハートが演じる「魂の告白」 ─ 『ラスト・フル・メジャー』屈指の名シーン公開

※使用禁止 ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
© 2019 LFM DISTRIBUTION, LLC

『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ』シリーズのバッキー・バーンズ役で知られるセバスチャン・スタンの初主演映画、『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』が本日2021年3月5日(金)に公開を迎えた。これを記念して、スタンと名優ウィリアム・ハートが真正面から演技対決を見せる劇中でも指折りの名シーンが早くもお披露目となった。

1966年4月、ベトナム戦争で大勢の兵士を救うために命を捧げた空軍兵がいた。その男、ウィリアム・H・ピッツェンバーガーは英雄として讃えられるはずが、なぜか30年以上にわたって名誉勲章は却下され続ける。1999年、ペンタゴン空軍省のエリート官僚スコット・ハフマン(セバスチャン・スタン)は、退役軍人のタリー(ウィリアム・ハート)から依頼を受け、ピッツェンバーガーへの名誉勲章授与に関する調査を開始。家族や退役軍人たちの証言を聞くうち、ハフマンは心を動かされるが、同時に勲章の授与を阻んでいた陰謀の存在にも気付くことになる。なぜ、英雄の存在は歴史の闇に封印されていたのか……。

このたび公開されたのは、ウィリアム・ハート演じるタリーが、30年以上も心の奥底に抱えていた苦悩をハフマンに告白するシーンだ。「1966年4月11日、君に何が起こった?」。ハフマンの問いかけに、タリーは「戦友が死んだ。ピッツが死んだ、頭を撃ち抜かれて。それが戦争だ」とだけ言い、やり取りを終えようとする。しかし、ハフマンは「いつまで罰し続ける気だ」と相手を見据えた。すると、穏やかだったタリーの表情は張り詰めていき、やがて言葉を詰まらせる。ハフマンが差し伸べた手を払いのけながら、タリーはついに苦悩をあらわにし、嗚咽するのだった。

亡きピッツェンバーガーのために再調査のきっかけを作り、残された家族や帰還兵の紹介に尽力し、長年にわたり名誉勲章授与の請願を続けてきたタリーは、なぜそこまで懸命になるのか。1966年、ピッツを失った日からタリーが抱えてきたものとはいったいなんだったのか。ついにタリーは、ピッツの名前が刻まれた慰霊碑の前で崩れ落ちる。名優ウィリアム・ハートが圧巻の演技を披露する名シーン、ぜひ劇場で噛みしめてほしい。

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
© 2019 LFM DISTRIBUTION, LLC
ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
© 2019 LFM DISTRIBUTION, LLC

出演者はセバスチャン・スタンのほか、ウィリアム・ハート、サミュエル・L・ジャクソン、エド・ハリスらそうそうたる顔ぶれ。日本公開を控えた2021年2月5日に逝去したクリストファー・プラマー、2019年8月にこの世を去ったピーター・フォンダは本作が遺作となった。そのほか、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのアリソン・スドルが主人公ハフマンの妻を、『戦火の馬』(2011)のジェレミー・アーヴァインがピッツェンバーガーを演じる。脚本・監督は、リドリー・スコット監督作『白い嵐』(1996)を執筆したトッド・ロビンソン。

映画『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』は2021年3月5日(金)全国ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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