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『LEGO スター・ウォーズ/ホリデー・スペシャル』配信決定、封印されていた伝説蘇る ─ レイがアナキンやオビ=ワンら過去を訪問

https://www.instagram.com/p/CGXioi7BlsI/

『スター・ウォーズ』の特別編『LEGO スター・ウォーズ/ホリデー・スペシャル』が2020年11月17日、Disney+(ディズニープラス)で独占配信となることがわかった。日本の公式SNSアカウントも、国内版ビジュアルを公開している。

リボンが付いたレゴの手に、「ルークへ 父より」とのメッセージが添えられている。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)でダース・ベイダーに斬り落とされたルーク・スカイウォーカーの右腕へのオマージュと考えられる。

StarWars.comやDisney+米公式で発表されたところによると、この作品は『スカイウォーカーの夜明け』後の物語。ジェダイの修行を続けるレイがジェダイ・テンプルで神秘に遭遇し、BB-8と共に時空を超えて過去のレジェンドたちに会いながら、『スター・ウォーズ』世界でのクリスマスにあたる「ライフ・デー」までに家に帰らなければいけない、という内容のようだ。

おなじみのキャラクターがレイと夢の共演を果たす。アナキン・スカイウォーカー、ヨーダ、クワイ=ガン・ジン、オビ=ワン・ケノービ、クローン・トルーパーが登場。本国版声優はアニメ「クローン・ウォーズ」のキャストが復帰する(クワイ=ガンは、ヨーダ役のトム・ケインが兼任)。

また、実写映画からはランド・カルリジアン役としてビリー・ディー・ウィリアムズ、C-3PO役アンソニー・ダニエルズが再演。さらに、ローズ・ティコ役でケリー・マリー・トランもカムバックを果たす。ルーク・スカイウォーカー、ダース・ベイダー、その他象徴的なヒーロー・ヴィランも登場するということだ。

ところで『ホリデー・スペシャル』は、明らかに『スター・ウォーズ』の「黒歴史」を思い出させるものだ。言わずもがな、『スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル』である。

1977年に公開されたシリーズ第1作『エピソード4/新たなる希望』から、次回作『エピソード5/帝国の逆襲』(1980)公開まで3年もの期間が空くことを懸念した20世紀フォックス(当時)が用意した、米CBS局向けの特別テレビ番組。チューバッカの故郷キャッシークで、主の帰りを待つチューイの家族の様子が描かれ、最後にはレイア役キャリー・フィッシャーが、スター・ウォーズのテーマ曲にあわせて、ライフ・デーを祝福する歌を歌い上げる(キャリーはこの歌唱を嫌がっていたと伝えられている)。退屈な内容のため「伝説の大失敗作」と悪名高く、現在までに一度も再リリースされていない。

この度の発表でも、この1978年版については触れられている。「言及は避けられません」「率直に言えば、良い出来ではありませんでした。テレビで一度だけ放映されて以来、今まで一度も公式にリリースされたことがありません」と自虐しながら、「新しい特別編は、その名前だけでなく、ライフ・デーといったような、ストーリー要素も拝借しています」と認めている。「放映以来、ルーカスフィルムは『ホリデー・スペシャル』を再訪問することも、もはや認知することすら関心がないようでした。でも、どうやらそろそろ、ライトセーバーも傷を癒やす時が来たようです」。

この度の新しい『ホリデー・スペシャル』はレゴ版だから、気の抜けたユーモアやセルフパロディも許されるだろう。伝説的な失敗から、実に42年ぶりに復活する『ホリデー・スペシャル』は、『スター・ウォーズ』世界に安息の一日をもたらすことができるだろうか?フォースと共にあらんことを。

Source:StarWars.com,Disney+,
『スター・ウォーズはいかにして宇宙を征服したのか』クリス・テイラー (著), 児島修 (翻訳),2015,パブラボ

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THE RIVER編集部THE RIVER

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