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『ソー:ラブ&サンダー』出演カットされた女優、元エージェント会社から約2億円の賠償訴訟 ─ 未納手数料、反論の声明も

Lena Heady レナ・ヘディ
Photo by Greg2600 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lena_Headey_(47086135862).jpg

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新作『ソー:ラブ&サンダー』で出演シーンがカットされたという女優レナ・ヘディが、同作を含む複数のプロジェクトに関するギャラを巡って、元マネジメントエージェントから告訴されたことが分かった。米Varietyが報じている。

レナ・ヘディは、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のサーセイ・ラニスター役などで知られている。直近では、カレン・ギラン主演のアクション映画『ガンパウダー・ミルクシェイク』(2021)や、サム・ワーシントンと共演したミステリー映画『9 Bullets(原題)』などに出演した。

ヘディが『ソー:ラブ&サンダー』に関与していた事実は、このたびの訴訟を通して判明したもの。ヘディ側によると、同作への出演については、メガホンを取るタイカ・ワイティティ監督から直接アプローチされたという。

このたび訴訟を起こしたイギリスに拠点を置くタレントマネジメント会社Troika(2020年にYMUとリブランド)は、裁判所に提出した訴状の中で、『ソー:ラブ&サンダー』の出演費としてヘディが受け取ったとされる金額の仲介手数料、少なくとも50万ドル(約6,700万円、1ドル=135円換算)が未納だと主張している。同額はヘディのギャラの7%にあたるという。

またTroikaは、上述の『9 bullet』での30万ドル分(約4,050万円)、米Showtimeで打ち切りとなったドラマ「Rita(原題)」での65万ドル分(8,780万円)の仲介手数料も未納だと主張。契約不履行で生じた損害や裁判費用の返還なども含め、計150万ドル、日本円にして2億円超の賠償請求を要求している。

これに対し、ヘディ側が反論。2005年に始まったTroikaとのマネジメント関係は、全て口約束によって継続されてきたもので、ヘディは書類に一度もサインしていなかったという。また、ヘディは同社とマネジメントの独占契約を結んでおらず、米国では大手CAAによって管轄されていたとのこと。ヘディ側は、ハリウッド作品の『ソー:ラブ&サンダー』と『9 bullet』について、出演交渉時のマネジメントはTroikaによってなされたものではなかったと主張している。「Rita」については、ヘディはパイロット分の32万5,000ドルのギャラを受け取り、その7%にあたる仲介手数料22,750ドルをTroikaは受領済みだとしている。

本件に関して、ヘディの代理人および、『ソー:ラブ&サンダー』を手掛けるマーベル・スタジオはVarietyからの取材に応じていない。今後の展開も注視したいところ。

Source: Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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