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リーアム・ニーソン主演、『裸の銃を持つ男』リブート企画が存在 ─ 出演オファーを本人が認める

liam-neeson リーアム・ニーソン

『スター・ウォーズ』『96時間』シリーズのリーアム・ニーソン主演で、かの人気コメディ映画『裸の銃を持つ男』シリーズが復活する……かもしれない。米Peopleにてリーアムが出演の打診を受けていることを認めた。

『裸の銃を持つ男』シリーズは、レスリー・ニールセン演じる警部補フランク・ドレビンの活躍と暴走を描く刑事コメディで、テレビドラマ「フライング・コップ」(1982)を映画化したもの。“刑事映画”というジャンルをパロディ化し、笑いを余すところなく詰め込んだ構造で人気を獲得した。1988年に第1作『裸の銃を持つ男』が製作され、『裸の銃を持つ男 PART2 1/2』(1991)『裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱』(1994)の3部作となっている。

このたび、リーアムは「『裸の銃の持つ男』を復活させるかもしれない、という話をセス・マクファーレンとパラマウントから受けているんです」と発言。同シリーズは2010年代にもリブート企画の存在が伝えられており、『ハングオーバー』シリーズのエド・ヘルムズが主演を務める、シリーズ監督のデヴィッド・ザッカー自身がフランク・ドレビンの息子を主人公とした脚本を執筆しているなどの話題が聞かれていた。しかしリーアムによると、現在は『テッド』シリーズのセス・マクファーレンが企画に関与しているようだ。

もともとオリジナル版の主演を務めたレスリー・ニールセンも、『フライングハイ』(1980)以前は『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)などシリアスな映画に数多く出演し、同作をきっかけに『裸の銃を持つ男』シリーズなどコメディ路線に舵を切ったという経緯がある。リーアムも『シンドラーのリスト』(1993)などのシリアス路線から、のちにアクション映画&ジャンル映画に進出し、『スノー・ロワイヤル』(2019)では新境地といえるブラック・コメディにも挑んだ。『裸の銃を持つ男』のリブートが実現するならば主演にぴったりと言えるかもしれない。

ちなみにリーアムは、2021年に69歳を迎えるという高齢のため、近年はアクション映画からの引退を示唆してきた。今回も「今年(2021年)も数本やりますが、おそらくそれで終わりだと思います。歩行器かなにかを使わないかぎり」と冗談を交えて語っている。では、もしも『裸の銃を持つ男』リブート版への主演が実現したら……。「キャリアの終わりになるか、新たな方向性になるか、そのどちらかですね。僕にはわからないことですが」

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Source: People/Entertainment Tonight, ScreenRant

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。